刺激的なタイトルのようだが、本当にアメリカ人の半分もニューヨークの場所を知っているのであろうか。もっと少ないような気がする。上澄みの何パーセントは別にして、平均してしまうと本当におバカな国民であることは間違いない。アメリカでは「ヘキサゴン」のような番組は受け入れられないはずだ。なにしろ惰性的テレビ視聴者の知性は「羞恥心」以下なのだ。 10年ほど前になるであろうか。シアトルに住む友だちのご子息が地元でも有名な進学校に進学した。合格後の親と学校の面談で、学校側は生物学ではどちらのコースを取りますかと聞いてきた。すなわち進化論か創造論(あの天地創造のことだ)かというのである。凄すぎる。ところが実際はもっと凄い。本書によると2割のアメリカ人が天動説を信じている。もはや中世の科学知識しか持ち合わせてはいないのだ。 そのアメリカ人が2期も政権を託したのがブッシュだった。本書はその筋金入りのアホぶりなど
Archive Webのキュレーションに価値はあるのか--編集者・菅付雅信さんが語る 2012.9.18 Hatena Bookmark 0 Twitter 0 ブログやTwitterが流行したことで、誰もが書き手になれる時代がやってくる――。ここ数年そんなことが言われてきました。多くの人気ブログが生まれ、またTwitterを使う個人がジャーナリストのような役割を果たす場面も出てきました。 書き手の総量が増えたことで、結果としてウェブで見るべき一次ソースが爆発的に増加しました。そして次に求められたのは、溢れかえる情報の整理整頓です。もちろん検索サービスはその役割の大部分を担っていると言えますが、それだけでは徐々に足りなくなってきました。リンクが羅列された検索結果よりも、人が編集した“2ちゃんまとめブログ”やNAVERまとめの方が楽しいと感じる方もいるのではないかと思います。 検索も2ちゃん
前回『コスト・エンジニアリングとは何か』で、コストとは分かっているつもりで案外分かりにくいものだが、その理由は二つある、と述べた。その第一の理由は、“見えないお金の動き”があることだ。物を売れば、お金が入る。モノやサービスを買えば、お金が出ていく。それらはすべて、目に見える分かりやすいお金の動きだ。だが、それ以外に、目に見えない動きがある。たとえば、原価を割る値段でモノを売ったら、お金がどんどん出ていくはずだ。ところが、たしかに損は積み上がっていくが、手元のお金はちっとも減らない、ということもあるのだ。今回は、その話をしたい。 わたしがはじめて「黒字倒産」という言葉を聞いたのは、(ちょっと場違いに思われるだろうが)NHK朝の連続TVドラマの中だったと思う。まだ中学か高校生だったわたしは、“このままでは、店は黒字倒産にもなりかねない”という主人公の独白を聞いても、ちっとも意味が分からなかった
ギャルと不思議ちゃん論―女の子たちの三十年戦争 作者: 松谷創一郎出版社/メーカー: 原書房発売日: 2012/08メディア: 単行本購入: 22人 クリック: 876回この商品を含むブログ (19件) を見る サブカル内での棲み分けや派閥の抗争、重なり具合に関する、半ば自虐的、半ばナルシスティック、半ば自己参照的な論というのはたくさんある。おたくとナードとギークとジョックとゴスとパンクとチア系といじめっこといじめられっ子の相互力学は、アメリカの高校ドラマの永遠のテーマだ。 なぜそれがドラマのテーマとして成立するかというと――そのドラマの想定視聴者は全員、その力学内に身をさらしたことがあるからだ。だからそれを戯画化し、誇張し、細部を捉え、定式化すると「ああ、あるある」「そう、ああいうヤツ、いたよねー」という共感の基盤となる。 でも、それは基本的には意匠だ。ドラマがドラマとしておもしろくなり
人はお金だけでは動かない―経済学で学ぶビジネスと人生 作者: ノルベルト・ヘーリング,オラフ・シュトルベック,大竹文雄,熊谷淳子出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2012/08/27メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 202回この商品を含むブログ (5件) を見る 最近たくさん出ている、行動経済学や幸福研究などの知見を使って、人間が必ずしも金銭欲得ずくの完全合理的に動くわけではないという話をあれこれ紹介した本。かなり多くのトピックをカバーしていて、そうした本の中では決して悪いものではない。要領もいいと思う。こうした本を読んだことがなければ、手に取ってみても損はない。よい本だと思う。 が…… この手の本をすでに読んだことがあれば、「またか」という部分が多々ある。最後通牒ゲームで、人は自分が損をしても不公平(だと感じる)を拒否するので、完全合理的ではありません、人はお金が増
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