ギリシア・ローマ神話の中でもひときわ印象的な物語にパエトーンの伝説がある。以下オウィディウス「変身物語(上)」(P46-70)より再構成。太陽神アポローンの子パエトーンは、常々、自身が太陽神の子であることを鼻にかけて吹聴し、それを苦々しく思った友人エパポスは「君は太陽神を本当の父だと思い込んで威張り散らしている」となじった。悔しい思いをしたパエトーンは家に帰るや母クリュメネーに「自分が太陽神の子である証しを見せてほしい」と詰め寄り、母は太陽に誓ってパエトーンが太陽神の子であると宣言し、アポローンの宮殿への行き方を教えた。父アポローンと対面したパエトーンは太陽神の口から自身がアポローンの子であるとの言質を取るが、より確かな確証を得たいと申し出、アポローンは、パエトーンが望むものならば何でも与えるとの誓約を行うが、すぐに誓約が軽率であったことを痛感させられることになる。パエトーンは迷わず太陽神
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