DeNA創業者の南場智子さんが、『不格好経営』という本を書かれて、これまでの道のりを僕たちでも読めるようにしてくださいました。なかなかお話をお聞きする機会も少ない方ですから、とても嬉しいことです。そして読んでみると、とにかくすがすがしい気持ちになりました。 どうして不格好かというと、DeNAの歴史は波乱の連続。まるでドタバタ劇のように次から次へとトラブルやピンチが訪れて、それを持ち前の明るさとタフさで前向きに乗り越えて行く、というドラマの連続だからです。 DeNAというと、ソーシャルゲームで儲けまくっている会社、というイメージですが、その歴史は、なかなか黒字が出ずに苦労されたり、新規事業の立ち上げに苦労されて、業態転換を余儀なくされたり、と波乱万丈。ところが、シリアスな話のはずが、なぜか毎回クスッと笑ってしまうようなディテールの描写と、明るさがあります。なにか、コメディドラマを見ているよう
書籍「リーン・スタートアップ」に関するまとめエントリーである。本エントリーでは第3部で気になったところをピックアップしています。 本まとめページの趣旨説明はこちら 第1部はこちら 第2部はこちら ■第3部 スピードアップ 第9章 バッチサイズ バッチサイズとは一つの作業の行程のことで、モノを大量生産する時に部品を沢山つくってから次の行程に渡すか、少数の部品を必要な時に必要な量だけ生産して、次の行程に渡すか、という選択があった時に、かつては前者の方が効率的と思われていたが、実は後者の方が効率的だったという話である。 スタートアップに適用すると、構築ー計測ー学習の一連のプロセス=バッチサイズを縮小することで、持続可能な事業の構築方法をできるかぎり短時間に学ぶのが目的となる。 この章はあんまり面白くないので、本書とは無関係なことを書いてしまうが、昔いた製造業の会社で、トヨタ系列の某社での工場生産
書籍「リーン・スタートアップ」に関するまとめエントリーである。本エントリーでは第2部で気になったところをピックアップしています。 本まとめページの趣旨説明はこちら また、第1部はこちら ■第2部 舵取り この部のテーマは、「構築」ー「計測」ー「学習」のフィードバックループに要するトータルの時間を細小にすることである。 第5章 始動 事業計画は仮説から始まる。仮説を前提に戦略をたて、ビジョンの実現に進んで行く。この仮説は正しいと証明されてないし、単なる思い込みであることも多いため、なるべく早期に仮説の検証を行う事がスタートアップ立ち上げ時の目標となる。 有名なアントレプレナーは、皆、適切なタイミングで適切な場所にいたから巨万の富を得たように見える。しかし、同じタイミングで同じ場所にいながらなぜか失敗したアントレプレナーが大勢いるものだ。 顧客を実際に確認して理解し、それをベースに戦略的な意思
書籍「リーン・スタートアップ」に関するまとめエントリーである。本エントリーでは第一部をまとめる。本まとめページの趣旨説明はこちら 第1部 ビジョン 第1章 スタート 起業とはマネジメントである。 アメリカではこの10年、雇用は減少しているが製造量は増加している。生産性が向上し、無駄なものを作っているということを示す。起業しやすくなっている現状があると同時に、人的リソースの無駄遣いを生む失敗を防ぐのがリーンスタートアップの目的である。 立ち読みをした人は、「はじめに」とこの章まで読んでみると良いかもしれない。リーンスタートアップの必要となる背景を書いている。 第2章 定義 ・アントレプレナーの定義 ・製品の定義 ・イノベーションの定義 ・イノベーション工場を作る イノベーションが生まれる状況、 「ほとんどの企業には、そのような状況は無い」 スタートアップとはとてつもなく不確実な状況に対処する
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