阪急阪神ホールディングス(HD)と、阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは21日、4月から共通ポイントサービスを始めると発表した。両社の商業施設ごとに導入しているポイントカードを新たにつくる共通の「Sポイント」に統合し、相互利用できるようにして利便性向上と顧客の囲い込みにつなげる。平成32(2020)年に阪急阪神グループのポイントカード発行枚数を現在の1・3倍となる1千万枚に増やす。 ■グループ外とも協力「関西で最強」 現在は各社ごとにクレジットカード、現金ポイントカードを発行し、それぞれで値引きやポイントを付与している。Sポイント移行後は阪急阪神グループの商業施設での買い物、ホテル宿泊のほか、宝塚歌劇の鑑賞、阪神甲子園球場での野球観戦などでもポイントがたまる。ポイント付与率は店舗によって異なり、ためたポイントは1ポイント=1円として使える。 現在、阪急阪神グ