米IT大手グーグルの日本法人が、福岡に拠点を設ける方向で調整していることが関係者への取材で明らかになった。既に東京に拠点を置くが、福岡はIT技術者を配置して事業を拡充するだけではなく、大規模災害に備えたリスク分散の狙いもありそうだ。入居先は、福岡市中心部の天神に完成したばかりのオフィスビル「天神ビジネスセンター」が有力だ。 グーグルは2001年に日本に進出し、現在はIT関連企業が集積する東京の渋谷と六本木にオフィスを構えている。複数の関係者によると、福岡の拠点は外部に開かれた場所にはしない方向で、IT技術者が勤務するオフィスとなりそうだ。日本法人は数年前から福岡市内の別のオフィスビルに入居しており、拠点の開設に向けて準備を進めてきたという。