石川県輪島市の坂口茂市長は7日、能登半島地震で、市内の避難所に避難していた被災者1人が死亡していたと明らかにした。 避難所で9人がノロウイルス、新型コロナウイルスに2人が感染したことも発表した。それぞれ同じ避難所にいた。病院で手当てを受けた後、隔離したという。
震度7を記録した能登半島。記者は七尾支局で仕事中だった。大きな横揺れが長く続き、立っていられない。ここ数年の群発地震で、多少の揺れには驚かないつもりだったが、経験したことのない揺れ。正直、怖い。 どうにか支局を飛び出すと市内は半ばパニック状態。市中心部で何軒もの建物が倒壊しているのが確認できた。人気アニメ「君は放課後インソムニア」の聖地のひとつ「中山薬局」も1階部分が潰れていた。 あちこちで道路が陥没したり、ひび割れしたりで通れない。津波から避難するため、道路に車両を放置して歩いて逃げる人も目立つ。橋が崩れて段差ができ、2台の車が落ちる寸前で止まっていた。崩れた建物の下敷きになった車はハザートランプがSOSを告げるように赤く光っていた。人の気配はしないが、どうか、無事でありますように。
▽富山には3便 新規航空会社のジェイ・キャス(東京)が関西空港と富山空港(富山市)、能登空港(石川県輪島市)などを結ぶ路線を二〇二四年中に開設しようと準備を進めている。当初の目標は二一年だったが新型コロナ禍で計画を延期し、訪日外国人観光客の増加が見込まれる二五年の大阪万博前に変更した。今月八日に石川県志賀町に北陸準備室を開設した。今後、地元企業へ協力を呼び掛けていく。(瀬戸勝之) この会社は羽田空港が中心である現在の航空路線に対し関西、中部空港などを核とした地方路線のネットワークをつくろうと一八年十月に設立。白根清司社長は日本航空出身でスカイマークの創設に携わった。 初年度に計画するのは富山空港が一日三便(往復)、能登空港が一便。他に米子空港(鳥取県境港市)が二便、石見空港(島根県益田市)が一〜二便で、計七〜八便の就航を目指している。飛行時間は一時間〜一時間半で、料金はJRの特急料金並みに
安倍晋三元首相の国葬から1年…参列者名簿は大半が黒塗り、政府は苦しい説明 2023年9月26日 13時17分 昨年7月に遊説中に射殺された安倍晋三元首相の国葬から、27日で1年となる。約12億円の国費が投入されたが、参列者名簿は大半が黒塗りで非公開。内閣府は黒塗りの理由について「同じ属性にありながら推薦されなかった者が明らかになると、信頼関係が損なわれる」などと苦しい説明をしており、ますます実態が不明なブラックボックスとなっている。
ソウルを流れる漢江(ハンガン)の中州、汝矣島(ヨイド)で繰り広げられる「ソウル世界花火祭り」は、韓国最大級の花火大会として知られる。新型コロナウイルス禍で一昨年、昨年と中止になったが、十月の週末、三年ぶりに開催されたので、見物に出かけた。 日本とイタリアの花火チームが前座を務めた後、韓国チームの打ち上げが始まった。尺玉やスターマインが次々に放たれ、川沿いの超高層ビル街の夜景と調和する光景に満足した。 だが、祭りの後に恐怖が待っていた。河川敷から地下鉄駅への歩道は狭く、人々が密集して群衆雪崩のような事故も起きかねない状況に。交通整理も手薄で、自動車専用道路に紛れ込んでしまう人波もあった。高速で...
2021年の衆院選で落選したり、不出馬だったりした元議員のJR無料パスの返却状況を記した資料の一部。黒塗りされ「紛失届」の記載もある 現職の国会議員が職務の際に全てのJR線を無料で利用できる「鉄道乗車証」(通称・JR無料パス)について、前回の衆院選(二〇二一年十月)で落選したか、立候補しなかった元議員の一割以上が紛失届を衆院事務局に提出し、返却していなかったことが分かった。パスの購入費は国費で賄われ、議員でなくなった際の返却が法律で義務付けられている。 (伊藤隆平) パスは「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」の第一〇条で、「各議院の議長、副議長及び議員は、その職務の遂行に資するため」に交付を受けるとされている。このため、衆参両院の事務局が元議員に返却を求めているが、紛失に対する罰則はない。
三十日朝、愛知県東海市の県道で、運転中に前の車に追突した五十代男性が、死後に重症の新型コロナウイルス感染症と診断されていたことが分かった。搬送先の名古屋市内の病院の医師によると、男性は肺炎が進んだ状態で、深刻な酸素不足にもかかわらず息苦しさを感じないコロナ患者特有の「ハッピー・ハイポキシア(幸せな低酸素症)」だった可能性がある。自宅療養者が増える中、医師は「自覚症状がなくても運転するのは危険」と訴える。 この医師によると、男性が心肺停止状態で搬送されてきたのは同日午前七時半ごろ。同県警東海署によると、男性の車は低速で追突。外傷はなく、病院で死亡が確認された。死因は新型コロナ肺炎による低酸素血...
捨てるくらいなら、僕らボランティアに回して―。国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪組織委員会が東京都内で報道陣向けに毎日開いている定例会見に31日、五輪メインプレスセンターのIBC(テレビ局の五輪活動拠点)付近でボランティアをしている大学4年生(22)が“乱入”。「弁当を廃棄するくらいなら僕たちに回して」と“陳情”した。 この学生ボランティアは手を挙げて主催者側に質問しようとしたが「質問はメディアの人に限ります」と制止された。会見終了後、同ボランティアをつかまえて話を聞くと、「弁当が大量に捨てられたという報道があるが、(ボランティアに)配られる弁当が少ないので回してほしいと思った」と質問しようとした理由を説明。実際に配られている弁当は助六ずしにサラダなどで絶対量が少ないという。別の日もチョコパン、ソーセージパン、サラダというメニューで昼食としては物足りなかったそうだ。
愛知県の大村秀章知事のリコール活動団体会長で美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長の女性秘書が、署名提出期限直前の昨年10月下旬~11月上旬、名古屋市内の公共施設で、押印のない大量の署名に指印を押す不正に関与した疑いがあることが、複数の関係者への取材で分かった。 高須氏は本紙の取材に「私は全く知らなかった。本人に確認したところ『田中さんから要請されて悪いことをしてしまった』と話していた。厳しくしかった」と話している。代理人を通じて女性秘書に取材を申し込んだが回答はなかった。 関係者によると、11月4日の署名提出期限直前の数日間、名古屋市内の生涯学習センターなどで、集まった署名を自治体別に仕分けする作業が行われた。一部のセンターでは、佐賀市でアルバイトが偽造したとみられる同一筆跡の署名が運び込まれ、事務局長の田中孝博容疑者の指示で、押印のない署名に指印を押す不正が行われ、高須氏の女性秘書も
30代夫婦 内装移設し大阪で開店へ 多くの人に惜しまれながら昨年末、金沢市尾張町の喫茶店「珈琲館禁煙室」が約四十年の歴史に幕を閉じた。一杯のコーヒーを味わいながら、客と店主が気取らぬ会話でひとときを楽しんだ昔ながらの喫茶店。「あの店の雰囲気を受け継ぎたい」−。そんな思いを抱いた若夫婦が店の内装や食器を譲り受け、大阪で“第二の禁煙室”を開こうとしている。(郷司駿成) 「なんか娘を嫁がせる気分だね」。解体作業が進む店内で、ステンドグラスや机が並んだ様子を見渡し、店主だった前野玲子さん(79)はうれしそうに話す。 大阪へ移すステンドグラスやカウンター、青色のタイルなど内装は、一九八〇年に店を前のオーナーから受け継いだ当時からのもの。一方、食器類は二〇一九年に亡くなった夫の克祐(かつすけ)さん=享年八十一=と二人の好みで買いそろえた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く