2022年(令和4年)から社会保険の適用拡大や育児・介護休業法の改正など様々な法律や制度が変わります。とくに人事労務など「働き方」に関する変更が多くあるため、注意すべきポイントを整理しました。このほか、新年度から要件が変わる助成金もありますので注意しましょう。(2022年3月16日更新) 雇用保険マルチジョブホルダー制度(高年齢被保険者の特例)2022年1月~ 厚労省の公式サイトによると、2022年1月から始まる雇用保険マルチジョブホルダー制度とは、複数の事業所で勤務する65歳以上の労働者が、そのうち2つの事業所での勤務を合計して以下の要件を満たす場合に、本人からハローワークに申出を行うことで、申出を行った日から特例的に雇用保険の被保険者(マルチ高年齢被保険者)となることができる制度です。 適用要件は次の通りです。 複数の事業所に雇用される65歳以上の労働者であること 2つの事業所(1つの