女の子を目の前にするとつい名言を連発してしまったり、「素の俺を見てほしい」と迫ったりしてしまう“おじさん”たち。 そんな痛々しくも愛らしいおじさんのエピーソードや生態を軽妙に、かつ鋭く綴った鈴木涼美さんのエッセイ『おじさんメモリアル』(扶桑社)がこのたび発売されました。 本書を執筆したきっかけについて「おじさんを好きではあるけれど、同時に痛々しい生き物だなって思っていた。そんなおじさんを集積したら面白いなと思っていた」という鈴木さん。 9月12日に東京・下北沢の「本屋 B&B」で社会学者の田中俊之さん(男性学)と司会に恋バナ収集ユニット「桃山商事」の清田代表を迎えたトークショー「なぜ私たちは<おじさん>が嫌いなのか」が開催されました。 本書に登場するおじさんのタイプについて熱い議論が繰り広げられたトークショーの一部を前後編に分けて紹介します。 “おじさん”の共通点はコミュ力の欠如? 桃山商