伝統の上に革新を重ね、 ジャパニーズウイスキーの成熟に 富山から貢献していく。 三郎丸蒸留所の母体である若鶴酒造が、ウイスキーをはじめとした蒸留酒の研究をスタートしたのは1947年のことです。1953年に発売された初の自社ウイスキー「サンシャインウイスキー」は、発売から70年以上を経て今なお地元富山を中心に多くの方に愛されています。しかしながら、国内ウイスキー需要の落ち込みとともに、当社のウイスキー事業もまた大幅な縮小を余儀なくされていました。 2016年、私は故郷の富山へと戻り、この三郎丸蒸留所の再生に取り組むことにしました。掲げたテーマは、「伝統と革新」。曽祖父が始めたウイスキーづくり、スモーキーなウイスキーへのこだわりを受け継いで「The Ultimate Peat(ピートを極める)」を掲げ、同時にジャパニーズウイスキーとして世界の舞台で勝負できる新たな価値づくりのために、さまざまな