「このままだと死んでしまう。助けて」。トルコ・クルド人自治区出身のV・A(46歳)さんは、充血した目、青白い顔でこう訴えた。V・Aさんは統合失調症であるにもかかわらず、難民不認定処分に対する異議申し立てが棄却されたとして、3月14日に東京入国管理局(港区)に収容された。常備薬を飲めないことと収容のストレス、体に合わない薬を飲まされ体調が急激に悪化している。 親族や弁護士によると、そもそもV・Aさんが統合失調症を発症したのは、1995年に来日した後、2000年にオーバーステイで検挙され、東京・十条と茨城・牛久の入管に2年以上収容されたことが原因だ。その後病院に入院したが、薬が合わず苦しんだ。05年にはトルコに帰国したものの、クルド人を取り巻く環境の悪化から、再び13年12月に日本を訪れた。14年10月に一時的に収容を解かれる仮放免となった後は、トルコ帰国時から飲み始めた薬を服用し、体調は比
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