森友文書改ざんが大問題になっている。日本の情報公開・文書管理制度は現在どのような状態にあるのか? なぜ日本の政治家は「大事な情報」を残さないのか? 山田健太・専修大学教授(言論法/ジャーナリズム研究)が考察。 日本社会の行く末を占う大問題 直接的には3月2日の朝日報道に始まった公文書改ざん・書き換え問題は、いまや大きな社会的話題になっている。 一方で、「佐川を呼んでもやっぱり何も出てこなかったじゃないか」「役人なんてどうせ文書を書き換えるのが仕事なんだから」「いまは盛り上がってるけど所詮は打ち上げ花火で、どうせあと1ヵ月もすればもとの鞘に戻るに決まってる」など、巷には<やっぱり>や<どうせ>の諦め感が強いのも、また事実だ。 しかしこの問題は、こうした<訳知り顔>で終わらせてしまうには、あまりにももったいない。 しかも政局話ではなく、曰く付きの土地をめぐる日本維新の会等をめぐる政治の闇にどこ
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