チュニジアに残るローマ帝国時代の遺跡、エル・ジェム円形劇場 Dmitry Chulov-iStock. <かつて交易で栄えたネアポリスが、1600年前に津波に襲われ水没した、という説は正しかったようだ> 北アフリカのチュニジア北東部沖の海底で、巨大な都市遺跡が見つかった。古の昔にここに建っていた古代ローマの都市、ネアポリスだ。ネアポリスの一部が1600年前に津波で破壊され、水没したという説の正しさを裏付ける発見だ。8月31日に、何年もネアポリスを探し続けてきた考古学者チームが発表した。 海底で見つかった遺跡から、ネアポリスには街道や建造物が網の目のように張り巡らされていて、北アフリカでも重要な交易拠点だったことがわかる。 【参考記事】古代エジプト王は最古の巨人症!? 異常な高身長ミイラは187cm ネアポリスの一部を水没させた4世紀の津波に関しては、詳しい記録が残っている。津波は365年7
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