シリア北部アレッポの反体制派が支配するカラサ地区で荒廃した建物(2016年10月20日撮影)。(c)AFP/KARAM AL-MASRI 【10月21日 AFP】(写真追加)国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は20日、シリア北部アレッポ(Aleppo)でロシアとシリア政府軍の空爆による死者が約500人に達したと発表した。全ての死者のうち4分の1以上が子どもで、負傷者も約2000人に上るという。さらにアレッポでは今月末にも食料備蓄が尽きる見通しだ。 国連総会(UN General Assembly)の特別会合で潘事務総長は、シリア政府が9月22日に反体制派が掌握するアレッポ東部の奪還作戦を開始して以来、5年にわたる内戦で最も激しい空爆が行われていると指摘し「恐ろしい結果がもたらされている」と述べた。 さらに潘事務総長は、人道支援物資を積んだ国連の車列が7月7