シリア・ラッカで有志連合軍が空爆した後に上がった煙(2017年7月28日)。(c)AFP/DELIL SOULEIMAN 【8月1日 AFP】戦闘で荒廃しているシリア北部ラッカ(Raqa)で、食料確保の問題が「重大な分岐点」にあると、人道支援団体が7月31日に明らかにした。現在、ラッカ市内の市場は休業状態で、住民は完全に備蓄食料に頼っているが、それも底を突き始めているという。 ラッカでは2か月近くにわたって激戦が続き、米国が支援するクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」が市内の半分の地域をイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還した。 ラッカ周辺で活動を続ける人道支援団体リーチ(REACH)は31日に発表した調査結果で、「この数週間、住民は市場で多少の食料は購入できていた。しかし今では住民が完全に備蓄食料に頼っていると、主要な情報提供者の大半が報告してきた」と訴えて
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