1993年にスタートしたJリーグは2012年、節目となる20年目のシーズンを迎える。13年からのクラブライセンス制度の導入を控え、運営面でも大きな変革の年となりそうだ。(北川信行) 制度は、Jリーグ各クラブの財政状況やスタジアム設備について一定の基準を設け、各クラブの透明性や健全性を確保することなどが狙い。満たされていない場合には、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を与えないなどの制裁措置が加えられる可能性もある。 導入スケジュールによると、各クラブは6月末までに準備を整え、申請書をライセンス事務局に提出しなければならない。書類審査や現地調査、ヒアリングなどを経て9月末にライセンスを交付するか、しないのかの決定が下される。その後、不交付となったクラブは不服申し立てをすることができるが、11月末には、最終判断が下ることになる。 以上を踏まえ、関西に本拠を置くJ1の3クラブの運営面