普通の女子大生だったモモコグミカンパニーが、アイドルオーディションを受ける人達はどんな人達なのだろうとの興味からBiSHのオーディションを受け、なぜか受かってしまう。 その後は、BiSHの中で自分だけ取り柄の無い普通女の子だということを思い知らされ続け、自信もなくなり、遂にはやめたいとまで考え出す。 思いとどまって進んでいくのは、BiSH自体への愛と仲間たちのそれぞれの良さがあってこそ。 また、BiSHが、「ありのままの自分」を表現できること が大きいのだなと思う。 でも、「ありのままの自分」を表現は割と難しいし、世の中と自分がつねにきっちり対峙しなければならない厳しさがある。 メンバーへの思い、何かが変わりたいと思いアイドル活動する中での苦しさ、喜びが、独自の観察眼で描写されていて、この本でBiSHに惹きこまれました。