●Microsoftのビジネスモデルが通用しない世界 Microsoftは、X-Boxを自社ブランドで販売する。ソフトウェアメーカーMicrosoftが、いよいよ本格的なハードウェアメーカーに転身することになる。ソフトウェアメーカーであることにこだわっていたはずのMicrosoftがなぜ? じつは、Microsoftは、自社ブランドで発売せざるをえなかったのだ。なぜなら、Microsoftの従来のビジネスモデル、つまりソフトウェアメーカーに徹してハードウェアは他社に売ってもらうというモデルが使えないからだ。 PCで大成功を納めたMicrosoftのビジネスモデルは、OSを複数のハードウェアメーカーにライセンスし、ハードウェアメーカーのブランドで販売してもらうことで成り立っている。このモデルでは、ライセンスを受けたハードウェアメーカー同士が市場で競い合うことで、ハードウェアの機能が向上、価格