ハッカー・グループが2006年8月の終わりに,オンライン販売された「Windows Media Player」用音楽ファイルの暗号を解読し,プロテクトのかかっていないWindows Media Audio(WMA)ファイルに変換する「FairUse4WM」というプログラムを公開した。これを受け米Microsoftは,サーバー側のコンポーネントにパッチをあて,コンテンツ・メーカーがユーザーに「使用中のWMPクライアントをFairUse4WM対策版WMPへアップグレードする」よう求められるようにした。しかしFairUse4WMを公開したハッカーたちは,すぐさまMicrosoftの対策を出し抜く新しいFairUse4WMで反撃した。 オリジナル版FairUse4WMの登場後,著者がMicrosoftの関係者に問い合わせたところ,「このプロテクト破りの手法は実在するし,(デジタルではなく)アナログ
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