SableVMプロジェクトは4日、オープンソースのJava仮想マシンであるSableVMのバージョン1.12をリリースした。SableVMはJava仮想マシン仕様第二版をC言語で実装したバイトコード・インタプリタであり、LGPL(GNU Lesser General Public License)のもとで公開されている。SableVMの特徴は、双方向オブジェクトレイアウトやスピンロックの無い弱いロックなどといった新しい技術を導入することで、効率が良く、小型で高速なJava実行環境を実現している点にある。クラスライブラリとしてはGNU Classpathの修正版を使用している。 今回のリリースでは、SableVM SDKと呼ばれる開発キットが発表された。SableVM SDKはJavaプログラムの開発環境をセットにしたいわばJDKのSable版のようなもので、次のコンテンツから構成される(括