いよいよ夏本番です。 夏と聞いて思い出しませんか? 夏休みの読書感想文の宿題。 最初は課題図書などを いやいやながら読むのだけど、 大きくなるにつれて、 「何を読もうかな?」 と自分で好きな本を選ぶようになるんですよね。 そんなあなたが 向かった本屋さんには、 「新潮文庫の100冊」 が並んでいませんでしたか? と、今回も我田引水ですみません。 さて、 「新潮文庫の100冊」フェアが 始まったのは、 昭和51年(1976)の夏からでした。 つまり今年で30年目です。 「そんなに昔でもないんだな」 と思われたかもしれませんが、 そもそも昭和40年代までは 書店店頭での文庫フェア自体が まだ一般的ではなかったのです。 それ以前の新潮文庫では、 100冊フェアの原型とも言える 「ベスト100」 というキャンペーンを行ってはいましたが、 これは書店での展開ではなく 教科書にも載っている新潮文庫収録