米オラクルは、独SAPの元子会社であるTomorrowNowがオラクルのドキュメントなどを不正にダウンロードしたとして訴訟を起こしている。この訴訟に関し米連邦地裁で現地時間11月23日、SAPに対しオラクルに13億ドル(約1000億円)の賠償金を支払うよう命じる陪審員評決が下された(マイコミジャーナル、COMPUTERWORLD.jp、本家/.)。 2005年にSAPによって買収されたTomorrowNowは、オラクルの子会社であるPeopleSoftのサポート業務などを展開していた(なお、TomorrowNowの事業は既に閉鎖されている)。TomorrowNowは自社のサポートサイト「Customer Connection」を通じてオラクルに著作権のあるソフトウェアコードなどのドキュメントを不正入手していたとされており、SAPも訴訟にてこの不正行為を認めている。 3年に渡るこの訴訟では両