具体的には供給が急減したり途絶えるリスクが高い次の3金属について、日本国内の使用量を2割から5割減らすという数値目標を設定。来年度から5年間で代替する材料や節約する技術を開発し、実用化を目指す。 ・タングステン……超硬工具の刃先に使用、20%削減目標 ・インジウム……薄型テレビの透明電極に不可欠、30%削減目標 ・ディスプロシウム……ハイブリッド車のモーター用磁石などに使用、50%削減目標 特にこれらの3金属は7割から9割を中国からの輸入に依存しており、価格もここ数年で数倍に高騰しているという。また「チャイナリスク」の言葉にもあるように、今後中国の工業化が進むにつれてこれらの資源輸出が途絶える可能性も否定できない。 来年度は今プロジェクトの初年にあたるが、公募で企業や研究機関を選び、その上で開発を委託する。またレアメタル全般の基盤技術研究を進めている【文部科学省】とも連携し、現在3金属に限