米メキシコ湾の大規模原油流出事故で、巨大な容器で流出箇所を覆い被せる作業が進められているが作業は難航しているそうだ(産経ニュース・本家/.)。 原因は「燃える氷」ともいわれるメタンハイドレートにあるとのこと。メタンハイドレートはメタン分子を閉じ込めた水分子の固体結晶であるが、巨大容器にこれが詰まり原油をくみ上げられない状況が発生しているという。 今回の事故資料にアクセスできる立場にあるというカリフォルニア大学バークレー校のRobert Bea教授によると、このメタンハイドレートがそもそもの事故原因なのではないかとのこと。爆発事故の1か月前にも油田では突然のガス圧によって石油プラットフォームが一時シャットダウンする事態も発生していたとのことだ。