これまで、ヒッグス粒子は物質の最小単位である「素粒子」とされてきたが、名古屋大素粒子宇宙起源研究機構を中心とするグループによると、ヒッグス粒子は複数の未知の粒子が結合した「複合粒子」で構成されている可能性があるらしい (毎日 jp の記事より) 。 この仮説が正しければヒッグス粒子は素粒子ではなくなるという。グループは、ヒッグス粒子が「複合粒子」という仮説を立て、未知の粒子が 2 種類が存在するとの前提でスーパーコンピューターで計算した結果、質量などがヒッグスの性質に近い粒子を組み立てることに成功したという。 研究チームの山脇特任教授は「かつては原子が最小単位だと考えられていたが、もっとも小さな電子や陽子、さらに素粒子が発見されたのと同じように、未知の世界につながるかもしれない」としている。