第1回で紹介した富士通や新日鉄ソリューションズのサービスのほかにも,仮想化技術を使った“リソース・オンデマンド”のサービスが相次いで登場している。両社のサービスのように,自動的にリソースを調達する仕組みを備えたり,運用保守まで請け負ったりする手厚さはないものの,利用料金が安価で,手軽に導入できることが特徴。主にインターネット向けのWebサーバーを運用する企業をターゲットにしたサービスである。 特に利用企業が増えているのが,ユーザーごとに仮想サーバーを割り当て,その上でアプリケーションを動作させる「VPS(仮想プライベート・サーバー)サービス」だ。ここへきて,クララオンラインやGMOインターネットといったホスティング大手がサービスを開始。国内だけでも,大小合わせて数十のサービス事業者がサービスを提供している。1台のサーバーを複数のユーザーで共有する,従来の「共有型ホスティング・サービス」の発
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