東大阪宇宙開発協同組合の雷観測衛星 「まいど1号」が、危機に直面している(読売新聞)。 原因は、管制業務を担ってきた宇宙航空研究開発機構との契約が5月末に切れたため。通常このような小型衛星は開発元が管制室を設けて管制を行うのが原則だが、東大阪宇宙開発協同組合は管制のための態勢を整えられず、また予算不足のため外部への委託のめども立っていないという。 現在は衛星を維持するための最低限の業務を宇宙機構が無償で続け、写真撮影などの活動はすでに中断している。しかしそれも3か月が限界で、新たな資金源が確保できないと、まいど1号は今秋にも、活用されないまま地球を回るだけになる恐れがあるという。