KDDIは20日、3月末で廃止を予定していた、「0051」でつながるオペレーターによる国際電話サービスを存続させる方針を固めた。 オペレーターを介さず直接電話する国際電話が普及して利用件数が減ったため、2008年7月にいったんはサービスの終了を決めていたが、総務省が、災害時など緊急の場合にも使いやすい公共性を重視してサービス継続を要望。KDDIが受け入れた。 オペレーターが仲介するサービスは、国内でKDDIだけが行っている。逓信省(現総務省)が1934年に始め、KDDIの前身KDDが引き継いだ。 米国本土向けで3分1740円かかり、直接ダイヤルする「001」(120〜180円)などの国際電話より割高だが、日本語と英語が話せるオペレーターが24時間対応するため、緊急時でも安心して利用できる。相手の電話番号が分からなくても、相手国で公開されている電話番号なら調べてつないでもらえることなど