景気低迷で消費が落ち込む中、インターネットで1日1品限りで、格安で電化製品などを通信販売するサイトが爆発的な人気を呼んでいる。企業側は1シーズン前の在庫品を処分する場として活用し、定価の4~7割引きという安さを実現した。いわば不況を逆手にとった「ネット上のタイムサービス」だ。 シンクタンクの調査によると2008年のネット通販の市場規模は過去最高の2兆円を突破した。節約志向の中で、百貨店やスーパーの店頭売り上げが落ち込む中で安さと手軽さを併せ持つ個性的なサイトが、消費を牽引(けんいん)している。このサイトは「超一品・com」(http://www.choippin.com/)=写真=で、1日1品のみを扱う。 運営するAOSテクノロジーズ(東京都港区)は問屋や販売会社など約30社と提携。各社の在庫品で、1シーズン前の旧型だが、新商品並みの機能を持つ電化製品などを格安で出品している。午前0時