浜田、江津両市にまたがる水族館アクアスのシロイルカが出産を控え六日、当面見納めとなるパフォーマンスを行い、来館者がバブルリングを写真に収めた。同館は、母体保護と出産準備のため当分の間、パフォーマンスを休止する。 同館ではシロイルカ五頭を飼育しており、昨年十一月にアーリャとアンナの妊娠を確認。二頭は今年九月ごろに出産する予定で、いずれも体調は良好という。 この日、アーリャとナスチャ、ケーリャの三頭が同時にバブルリングを披露すると、来館者は拍手を送った。山口県周南市の無職、松原百合子さん(68)は「無事に産まれてほしい」と話した。 定休日を挟み、八日からは展示プールで泳ぐシロイルカを見ることはできるが、七月一日からは防火扉を閉めるなどして一切観覧できなくする、という。 また同館では、十八日から八月末まで、バブルリング誕生の経緯などを紹介するパネル展「バブルリングができるまで」を開催する