「九州のJ1の灯を消してもうた…」 「九州のJ1の灯を消してもうた…」。J2降格が決まった24日の京都戦後、大分の溝畑宏社長は涙で言葉を詰まらせた。このまま昇格するチームがなければ、2010年シーズンは8季ぶりにJ1から九州勢が消える。 今季の大分は負傷者が続出し、第7節から最下位に低迷。補強などの対応が遅れ、悪い流れを変えられなかったのはフロントに責任があるが、その背景に資金難があるのも事実。母体企業を持たず、経営基盤が弱いクラブにとっては大物選手獲得などの即効性のある強化は難しかった。地方では大企業が少ない上に不況も重なり、各クラブは大口スポンサーの獲得に苦しんでいる。 わずかに昇格の可能性を残す鳥栖も昨年度の人件費はJ2の平均以下。昨季J2参入した熊本は今季も昇格を逃した。鳥栖の松本育夫GMは「経営はすごく苦しい」と得意先を回り、熊本の池谷友良GMは「スポンサーとならゴルフ