震災以来止まったままの時計が残る大甕小学校に帰ってきた子どもたち=福島県南相馬市で2011年10月17日午前7時59分、岩下幸一郎撮影 やっと再開した自分たちの学校の「復活式」を終え、笑顔で教室に戻る大甕小学校の子どもたち=福島県南相馬市で2011年10月17日、岩下幸一郎撮影 東京電力福島第1原発の事故による緊急時避難準備区域の指定を先月末に解除された福島県南相馬市原町区の市立小中学校5校が17日、東日本大震災の発生から7カ月余りで元の校舎での授業を再開した。市教委は自粛を求めていた体育などの屋外活動を1日2時間の制限付きで解禁。各校は「日常」の学校生活を取り戻すため手探りでスタートする。【高橋秀郎】 5校は大甕(おおみか)小▽原町一小▽原町三小▽原町一中▽原町二中。5校の児童・生徒数は震災前の計約2200人から約900人に激減した。約100人が転校し、約1200人が県内外に避難している