台風19号が上陸した13日夜、新宿FACEで行われたIWA.JAPANのプロレスを見に行った。 オーナーの浅野金六さんの引退記念試合とは知らずに。 浅野さんは宮城県岩沼市生まれの62歳。中学卒業後、地元のバス会社に就職。23歳の時に千円札1枚を握りしめ夜汽車に揺られて上京。朝は定食屋、昼は喫茶店のボーイ、夜はキャバレーのレジ係で資金を貯め、新宿で定食屋「花膳」、居酒屋、弁当屋などを経営するに至っている。 その傍ら、全日本プロレスや全日本女子プロレスの興行にもかかわり、IWA.JAPANの代表取締役社長になった、新宿では有名な立志伝中の人である。 東日本大震災後から3カ月後には、生まれ故郷の岩沼市で復興ボランティアプロレス大会も開く、心優しき人である。 時々新宿2丁目界隈で自転車に乗ったお姿を拝見するのだが、今年2月に脳梗塞を患い、体重もかなり減り、あまり体調がすぐれない様子に見えた。 この