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ブックマーク / heartbeats.jp (41)

  • RFCの読み方

    こんにちは。技術開発室の伊藤です。 ハートビーツではメールサーバを自社で運用しています。そのメールサーバの移設を実施するにあたり、移設を対応するチームでさまざまなメールの仕様を理解しておく必要がありました。 メールプロトコルの仕様についてはRFC(Request For Comments)が発行されているため、メールに関するRFCを読んでまとめる勉強会を行いました。 その際にRFCを読むにあたって知っておくとよいことがいくつかあったので紹介します。 RFCとは RFCとはIETF(Internet Engineering Task Force)というインターネット技術の標準化を推進する団体やその他の団体が発行している、インターネット標準や技術提供の文書です。もともとは非公式な文書であることを明確にするため、Request For Comments(コメント募集)という名前にしていたようです

  • TLS証明書チェッカーcheck-tls-certの公開

    こんにちは、技術開発室の滝澤です。 TLS証明書チェッカーcheck-tls-certを開発して公開したので紹介します。 このcheck-tls-certについて簡単に説明すると次の通りです。 check-tls-certは、TLS証明書の有効性と証明書チェインの検証するツール 主な用途は、TLS証明書の設置・更新作業の際の各種確認およびTLS証明書の(有効期限を含む)有効性の監視 様々な検査を実施し、各検査結果を出力することで問題箇所を把握しやすい check-tls-certの概要 TLS証明書チェッカーcheck-tls-certはTLS証明書の有効性と証明書チェインを検証します。 主にTLS証明書の設置・更新作業の際の各種確認およびTLS証明書の(有効期限を含む)有効性の監視のために利用できます。 次のサイトで公開しており、ReleaseページからLinux向けとmacOS向けのバ

  • WireGuardによるマルチクラウド構成VPNの事例紹介

    こんにちは、滝澤です。前回の記事『OctoDNSGitLab CI/CDを利用した複数DNSプロバイダー構成の運用』に引き続き、社内事例を紹介します。 弊社ハートビーツではMSP(Managed Service Provider)サービスの可用性向上のために、社内基盤をマルチクラウド構成で運用しています。 複数のクラウド拠点のネットワークおよび事務所のネットワークとの間をWireGuardというVPNトンネルのソフトウェアで接続しています。 今回はこのWireGuardの利用事例を紹介します。 行っていることをまとめると次のようになります。 マルチクラウド構成(Azure, AWS, GCP)の各拠点と事務所のネットワーク間をWireGuardによるVPNで接続している。クラウド拠点間のレイテンシーはVPNルーター間で2〜4ミリ秒、分散システムのノード間で2〜6ミリ秒である。 ピア(対向

  • 組織が50人超えるためにやったこと 〜研修〜

    こんにちは。ハートビーツの管理部門を担当してます前川です 席が窓際なので気温の低下が更に身に沁みます(近況) ハートビーツは5名のメンバーでスタートした会社で、 何度も組織やいろんな壁にぶつかりながらなんとか70名規模までやってきました 今回は組織が大きくなるために行った研修内容とその失敗例について 以下、スライドに書ききれなかったポイントを書いてきます ・研修制度導入タイミング ・トレーナーの注意点 ・失敗例 ・今後の研修 研修制度導入タイミング 事業やサービスにおいてメンバーのやることが一通り決まってきたタイミングが良かったです (それまではOJTくらいしかできない) ハートビーツにおいては業務の形がほぼ決まり、それを横展開するタイミングで研修が導入しました それまでは探り探り業務を決めていきながら、OJTでその時点の正解を叩き上げで覚えてもらってました その後さまざまな研修を入れてト

    組織が50人超えるためにやったこと 〜研修〜
  • nginxをdockerで動かす時のTips 3選

    こんにちは。CTOの馬場です。 最近利用する機会が増えてきたdockerネタです。 nginxを動かすときのTipsを3つ紹介します。 foregroudで起動する dockerではコマンドをforegroundで動かさないとコンテナが停止してしまいます。 nginxはデフォルトはデーモンとして動くので、foregroundで動くように設定しましょう。 nginx.confで設定するならこうです。 daemon off; Dockerfileの起動コマンドで指定するならこうです。 CMD ["/usr/sbin/nginx", "-g", "daemon off;"] 動的な設定を外部化する イメージの中に設定値を入れちゃうのはダサいですよね。 コンテナ起動時に動的に設定したいものです。 dockerの場合は docker run 時に -e で環境変数を指定できるので使いましょう。 do

    nginxをdockerで動かす時のTips 3選
  • Microsoft の DevOps ハッカソンに行ってきました #DEVOPSJP

    こんにちは。斎藤です。 みなさん、ハッカソンは大好きですか?!ハッカソンというとソフトウェアを開発すると考える方が多いと思いますが、今回はDevOpsです。 内容は、プログラマとITインフラエンジニアが共同で Continuous Integration (CI), Continuous Delivery (CD)を実践し、技術的な点ではもちろん、仕組みを開発するにあたりチームビルディングをどうしていくかという学びを得るイベントでした。 9/5, 9/6の2日にわたって催されたMicrosoft DevOps ハッカソン(会)、今日はその模様についてお話しします。 公式ブログにも模様が掲載されています: 「DevOps ハッカソン開催報告 (9/5~6) & 次回予告 - MSDN オンライン チームブログ」 概要 会は、次のプログラムで構成されていました。 1日目 9:00〜11:3

    Microsoft の DevOps ハッカソンに行ってきました #DEVOPSJP
  • O'REILLY Velocity 2015 Santa Clara参加レポート - 前編

    O'REILLY Velocity 2015 Santa Claraが2015年5月27日から29日まで開催しています。ハートビーツからも松鵜と滝澤の二人が参加しています。 5月27日にチュートリアルに参加してきたのでその一部を紹介します。 後編も公開しました。(6月4日追記) なお、内容については紹介している資料を確認してください。聞き間違えたり、認識が違っているかもしれないためです。 ※写真は初日のチュートリアル終了後のパーティー会場に使われたLevi's Stadiumです。 Best practices for MySQL High Availability このチュートリアルではMariaDB FoundationのColin Charles氏がMySQLおよびその派生の高可用性(High Availability)についてベストプラクティスを紹介してくれました。 高可用性を実現

    O'REILLY Velocity 2015 Santa Clara参加レポート - 前編
  • hbstudy#67 - hbstudy

    第67回: IT運用ソフトウェアOTRSができる漢になる ネタ: IT運用ソフトウェアOTRSができる漢になる OTRS(Open-source Ticket Request System)は、世界中で広く使用されており34もの言語へ翻訳されているヘルプデスク管理機能とITIL運用管理機能の備わったオープンソースソフトウェアです。 これまで導入勉強会が主でしたが、今回は業務運用をテーマに勉強会をさせて頂きます。 情報システム部が行う問合せ管理、インシデント管理を想定した業務シナリオをベースに、OTRSを業務利用できるまで設定を行い、実際に問合せ受付から返答までの業務操作を行います。 OTRSの概要と各種プラグインの説明 事前準備確認 インストール後の各種初期設定 業務シナリオより、キューの作成、ポストマスターフィルタ、Zabbix連携の設定など 業務シナリオに沿って業務開始(受付〜返答まで

    wasai
    wasai 2015/04/20
    休みにできるんだったら行きたいなぁ。
  • Apache HTTP Server: MPMパラメータ チートシート

    こんにちは滝澤です。たまにはapacheネタということで一つ。 Apache HTTP ServerのパラメータチューニングではMaxClientsなどのMPM(マルチ プロセッシング モジュール)関連のディレクティブの設定値を調整することが多いです。記事ではMPM関連のディレクティブのデフォルト値やディレクティブ間の関係を表にまとめたので紹介します。 注意事項 UNIX系OSにおける説明となります。バージョン2.2系および2.4系の両方について説明します。 関係式においてバージョン2.4系の場合はMaxClientsをMaxRequestWorkersに置き換えて読んでください。 ディレクティブ名には公式サイトのリンクを張っています。公式の説明も確認してください。 デフォルトの欄で括弧付きものはそのディレクティブそのものは設定不可ではあるが、内部的に設定されているデフォルト値を示してい

    Apache HTTP Server: MPMパラメータ チートシート
  • Rundeck - cronから移行しやすいジョブスケジューラを使ってみよう

    こんにちは。斎藤です。 最近、Dockerなどのコンテナ型仮想化技術、Chef, Ansible, Itamae などによるITインフラ構築・運用自動化技術の利用が進んでいます。一方で、何年も動いて「歴史」を積み重ねているシステムも数多くあります。そして、私を含めてそれらの運用に関わる事もあるでしょう。そんな「歴史」のあるシステムも、何とか運用を効率化したいと思う事があるかもしれません。 今日は、バッチジョブや複数サーバに対する運用を効率化するRundeckを取り上げます。「何ができるの?」「はじめかた」そして「利用時の留意点」の3点についてお話しします。 ※OSはCentOS 6系、Rundeck はバージョン 2.4.0、Java VM は Oracle JDK 1.7.0_72 を利用しています。 cronLinux系OSに標準搭載されているジョブスケジューラです。標準で使えるため

    Rundeck - cronから移行しやすいジョブスケジューラを使ってみよう
  • Google Cloud PlatformのCLIツールgcutilをDockerで使う #gcpja

    こんにちは。CTOの馬場です。 前回 Google Cloud Platformをはじめようチュートリアル でGCPのアカウント設定・プロジェクト作成〜GCEでインスタンス起動までやってみました。 その手順の途中で登場した、GCPのCLIツール gcutil を手元のPCにインストールする代わりにDockerを使ってGCP操作環境を作ってみましょう。 ※Dockerが使える環境があることが前提です。ありますよね。 1. 認証設定 Googleが cloud-sdk セットアップ済みのコンテナイメージを公開しているので、これを使います。 まずはpullして gcloud auth login で認証設定します。 docker pull google/cloud-sdk docker run -t -i --name gcloud-config google/cloud-sdk gcloud

    Google Cloud PlatformのCLIツールgcutilをDockerで使う #gcpja
  • メモリ使用状況を監視するNagiosプラグインを書きました

    こんにちは。斎藤です。 ようやく、都心でも雪がほぼ無くなった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。雪は、スキー場だけに降って欲しいなと思っています。 今日は、メジャーページフォルト(スワップイン)およびメモリ使用量を観測するNagiosプラグインを書きましたので、ご紹介します。お話は3点あり、「ぜひセットで使ってください!」「check_mpfの紹介」および「check_memfreetotalの紹介」について述べて行きます。 ※各種プラグインは、執筆当初のバージョンを元に説明しています。最新版は、それぞれのGitHubリポジトリをご覧ください。 ぜひセットで使ってください! 今回、「check_mpf」と「check_memfreetotal」を用意しました。目的は2点あります。 メジャーページフォルト数増加に伴うパフォーマンス低下を把握しやすくしたい。 メモリ全体の空き容量を確認し

    メモリ使用状況を監視するNagiosプラグインを書きました
  • SSL証明書検証エラーの警告を無視しないほうがいいたった1つの理由

    こんにちは。CTOの馬場です。 昨日のエントリ RHEL5/CentOS5でGlobalSignのルート証明書が有効期限切れで大騒ぎ で暫定回避策として「接続先のSSL証明書を検証しないようにする」と書いたのですが、そのリスクについてもっと伝えたほうがよさそうなので追加のエントリです。 ( @nekoruri さんご指摘ありがとうございます!) いきなり結論から書きますが、 SSL証明書の警告無視はSSLの目的の1つである「通信相手の認証」を無効にするのでヤバい のです。 つまり証明書検証エラーを無視すると、通信は暗号化しているけど通信相手は誰かわからない、というトンチンカンな状況になります。 なので、トンチンカンな状況が許せる時だけにしましょう。 実はHTTPでいいんだけどなんとなく通信は暗号化しておきたいときとか、リスク覚悟で通信したいときとか... なお、技術的な説明は以下のページが

  • RHEL5/CentOS5でGlobalSignのルート証明書が有効期限切れで大騒ぎ

    こんにちは。CTOの馬場です。 昨晩1/28 21:00JSTにRHEL5/CentOS5にインストールされているルート証明書のうち、GlobalSignの有効期限が切れました。 伴ってREHL5/CentOS5からのHTTPS(SSL)接続にてGlobalSignの証明書を使っているサイトへの接続がエラーになるようになりました。 私の確認している範囲では、 curlコマンドやPHPcurlライブラリなどでの接続時に接続エラーとなることに起因して以下のような影響が出ています。 ※接続される側ではなくて、接続する側での問題です※ oauthなどの外部認証が不可 決済などの外部連携が不可 対策 RHEL5の場合、errataが公開されているのでupdateしましょう。 Red Hat Customer Portal https://rhn.redhat.com/errata/RHEA-201

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  • どうしてメモリはスワップするのか!?

    こんにちは。斎藤です。 最近、新しいスキー板が欲しいなと思っています。現在使っているOGASAKAの板は5年目に入り、メーカーからこれ以上はチューンナップ(メンテナンス)はできないよ、と言われてしまいました。もし、次に買うなら、スノーボーダーの人と一緒にパウダーに飛び込みやすいセミファットタイプが良いのかなと考えています。皆さんのオススメ、ぜひ教えてください。 さて、今日はLinux Kernel上でのメモリ管理、特にページ回収(Page Reclaim)とスワップに絞り、「スワップの理由」「ページを回収する仕組み」そして「スワップの様子を観察する」の3点に分けてお話しします。「スワップするのが気持ち悪い」と考えている方は少なくないと思いますし、私もそう考えていた時期がありました。しかし、それは当に悪い事なのか、今回掘り下げて行きます。 ※主な対象Kernelは2.6.32(Red Ha

    どうしてメモリはスワップするのか!?
  • 無料で始められる監視・モニタリングサービス 5選

    ※1: 2013/12/27追記 1台→Noneに書き換えております。これは、はてブで「制限が無いのでは」と指摘ありましたので再度調べました所、"None"と記述がありました。別項目で"Unlimited"の表記があり「無制限」とは違う意味で書かれていると認識しまして、上記の通りに変更しております。 なお、サービス内容は有償プランになると強化・増えている場合がほとんどです。 New Relic 監視・モニタリングがセットになったサービスです。 対象のサーバにエージェントをインストールすることで、監視・モニタリングを行う事ができます。監視項目毎に一つ一つ設定をしなくても良い点が、監視を始めたばかりの方にとっては便利かもしれません。 また、特徴的なのは、スマートフォンからデータの参照、及び障害通知をPush通知で受け取る事ができる点です。現代的ですね。 無償プランでは、サーバは1台、モニタリン

    無料で始められる監視・モニタリングサービス 5選
  • CactiのデータをElasticSearch+Kibanaでまとめてみてみよう

    斎藤です。こんにちは。 最近、会社の中で様々な部活動が始まっています。「プログラミング部」や「フットサル部」といったメジャー(?)なものから、「サイクリング部」「P部(プロレス観戦部)」そして「二郎部」などなど、エッジが効いたものまであります。そうそう、私は「サイクリング部」と「P部」に所属しています。 さて、今回はKibanaを使って、Cacti(RRDTool)が収集したモニタリングデータを参照してみようと思います。Cactiはモニタリングデータを収集・ビジュアライズするツールとして普及していますが、他のサーバ・指標と比較するのがちょっと面倒です。そこを、Kibanaを用いてより見やすくしようと言うのが目的です。Kibanaとは、収集したログをGUIで整理しつつビジュアライズできるデータ分析ツールの一種です。たいてい、データストアとしてElasticSearchというNoSQL DB

    CactiのデータをElasticSearch+Kibanaでまとめてみてみよう
  • systemd の情報を集め始めよう

    斎藤です。こんにちは。 RedHat Enterprise Linux 7(RHEL7)リリースの足音が聞こえる今日この頃ですが、皆様いかがでしょうか。予習として、Fedora 19を利用されている方もいらっしゃるかと思います。 その中で、大きな変化の1つとして、 systemd(※1) の採用があります。systemdは、SysVinitやUpstartに変わる、プロセス管理の仕組みです。そうです、起動スクリプトの書き方や、プロセスの確認方法が大きく変わる事になるのです!そうなれば、構築や運用に関わる知識や手順を覚え直す必要が出てきます。 しかし、systemdに関する資料は、それほど多くありません。そこで、簡単ですが記事執筆時点(2013-10-24)での情報源をまとめてみました。検証の際の情報収集時、お役に立てば幸いです。 ※私が社内Wikiにまとめた情報をBlog用に整理し、公開し

  • ITインフラで起きる「もしも」のための12個のコマンド

    こんにちは。斎藤です。 ITインフラの障害は、多くの場合「予期せぬ」タイミングで発生します。特に、CPUリソースを多量に消費したり、Disk I/Oが輻輳している場合、その切り分けは困難な状況に陥りやすいものです。 そこで、日はITインフラ、特にOS・ミドルウェアを支えるにあたって、問題解決を助けてくれるであろう12個のコマンドを取り上げてみます。「必ず押さえておきたい」5つのものと「更に覚えると便利なコマンド」7つの2節に分けてお話しします。 ※CentOS 6.4 (64bit)を前提に取り上げます 必ず押さえておきたいコマンド もしITインフラ管理者になりたてな方はぜひ サーバサイドのプログラマをやっていたのだけれど、ある日突然「君、サーバ管理担当ね!」と、バトンを渡される方っていらっしゃると思います。私も以前はそのクチでした...。そうなってしまったとき、まずは覚えておきたい5つ

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  • セキュリティテストプラットフォームMinion最速ガイド

    こんにちは。こんばんは。CTOの馬場です。 今回は私が最近超注目している、 OSSのセキュリティテストプラットフォーム minion を紹介します。 たぶん日最速級Installation Guideだとおもいます。 minionはMozillaで開発しています。 セキュリティツールではなくプラットフォーム だそうです。 Mozilla、セキュリティテスト自動化フレームワーク「Minion」を発表 | SourceForge.JP Magazine http://sourceforge.jp/magazine/13/07/31/145000 mozilla/minion - GitHub https://github.com/mozilla/minion Security/Projects/Minion - MozillaWiki https://wiki.mozilla.org/Sec

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