歩きながら会議をすると、さまざまな効用があるという。創造性の向上、仲間意識の強化、そして健康。本記事で示す実践のアドバイスをもとに、今日からでも試してみてはいかがだろうか。 フラン・メルメドは、コミュニケーションと変革マネジメントを支援するコンサルティング会社、コンテクストの創業者である。さまざまな組織に出向いてコミュニケーションの有効性を審査し、クライアントと会議をしながら日々を過ごしている。となれば、ずっと座って働いているという印象を受けるが、実は逆だ。フランは最近広がりつつあるトレンド、「ウォーキング会議」を実践している。 ウォーキング会議とは読んで字のとおり、一般的な会議の場であるオフィスや役員室や喫茶店を使わず、歩きながら行う会議のことだ。HBR寄稿者のニロファー・マーチャントは「『座りっぱなし』は喫煙と同じ? 散歩会議のすすめ」で、この習慣について書いている。彼女は多くの米国人