トーマス・クリーチ死刑囚。米アイダホ州矯正局提供(2002年4月8日撮影)。(c)AFP PHOTO / Idaho Department of Correction 【2月29日 AFP】米アイダホ州で28日、連続殺人犯の薬物注射による死刑執行が失敗し、延期された。医療チームが静脈ラインを挿入できなかったという。 刑が執行される予定だったのはトーマス・クリーチ(Thomas Creech)死刑囚(73)。刑務所関係者や立会人によると、同死刑囚は1時間にわたり執行室の台に拘束され、薬物を注入するための静脈ラインの挿入が繰り返し試みられた。 アイダホ州矯正当局のジョシュ・テワルト局長は、8回にわたり腕と脚への挿入が失敗した後、刑の執行が中止されたと話した。 「現時点では、次がいつになるか、どういった手続きをとるのか分かっていない」「近日中に協議される」と話した。 アイダホ州では12年ぶりの死