自分たちの子どもがどんな先生に教わるかーー、保護者にとっては気になることだろう。では、その先生が「本当によい先生」かどうか、あなたは見極める自信があるだろうか。32校の小学校で教壇に立った現役の先生、須貝誠氏が自身の経験と見識を活かして、よい先生・悪い先生の見分け方を指南する。 よい先生・悪い先生の違いがなぜ分かるか 32校! 私がこれまで勤めた小学校の数だ。 非常勤講師として働く道を選び、赤ちゃんを産んだり、子育てをしたりする先生のかわりとして勤めているうちに32校になった。一般の先生で32校も経験している人は、いないだろう。 毎年のように学校を渡り歩くのは楽しい。学校によって、学校そのものの雰囲気、子どもの様子など様々だからだ。そんな様々な子どもたちに教えるのも、また楽しい。 東京都の教員採用試験にも合格し、正規の教員になる研修も受けたが、今の環境が好きで、それで、正規の教員になること