松本山雅FCの喜山選手が3点目のゴールを決め、歓喜に沸くサポーターたち=7日、愛知県豊田市の豊田スタジアム 松本山雅FCがJ1開幕戦で名古屋グランパスと対戦した愛知県豊田市の豊田スタジアムには7日、約1万人の山雅サポーターが駆け付け、大声援を送った。その中には松本山雅の前身「山雅クラブ」の元メンバーや地域リーグ時代から応援してきたサポーターたちの姿も。喫茶店の常連客らが1965(昭和40)年につくった小さなクラブが、半世紀の節目にJ1の舞台に立った姿を見届け、今季の活躍に期待を膨らませた。 「プロリーグが無かった自分たちのころを思えば、まさかこんなところまで来るとは…」。山雅クラブOBの中村博師さん(65)=安曇野市=はこの日、バックスタンドで観戦。点の取り合いになる試合展開をはらはらしながら見つめた。引き分けで試合が終わると、「相手に走らされたが、先制点を取れた」と満足そうな表情を浮か