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ブックマーク / president.jp (54)

  • 「100点取れて、エライね!」がダメな理由

    勉強が楽しいとき親が褒めては逆効果 東大生は親から「勉強しなさい」とあまり言われないそうです。理由は簡単で、親に言われなくても勉強していたり、効率よく勉強し成績をあげている子が多いからでしょう。 しかし、彼らが親に強いられなくても勉強を続けることができたのはなぜでしょうか。 やる気を起こさせる基的な方法論として、「褒める」と「叱る」があります。「勉強しなさい」というのも「叱る」部類に入ると思いますが、「褒める」と「叱る」では、どちらが有効でしょうか。 マウスに迷路を学習させる有名な実験があります。「ゴールに餌を置いておく(=褒める)」、「道筋を間違えたら電気ショックを与える(=叱る)」、「正しければ餌、間違えたら罰を与える(=褒めたり、叱ったり)」という3つのパターンで実験を行うと、効率よく学習できるのは、「ゴールに餌を置いておく」だけなのです。 「餌と罰の両方」もダメで、罰が待っている

    「100点取れて、エライね!」がダメな理由
  • 脳科学が発見! 吸うと人を信じてしまう魔法の物質

    人が人を信頼する瞬間、脳の中では何が起きているのか? その仕組みの一部が脳科学により解明されつつある。信じるかどうかを判断する脳の部位、信頼を生む物質について気鋭の脳科学者が語る。 信頼と脳のメカニズムについて、最新の研究をご紹介しましょう。一般的に誰かに関する悪い評判を聞くと、その人に対する信頼度は下がります。シカゴ大学のマーガレット・ワードル博士らは、そのとき脳の尾状核が強く反応することを明らかにしました。 これは何を意味するのか。尾状核は運動系の一つで、いちいち考えなくても体がスムーズに動くように筋肉の動きなどを計算します。たとえば小魚が大きな魚に追われているときに川が二股に分かれていたとします。このとき右に逃げるべきなのか、それとも左に進むべきか。その直感的な判断を下すのが尾状核です。悪い評判を聞いたときに尾状核が反応するということから、信頼するかどうかの判断には直感が深くかかわっ

    脳科学が発見! 吸うと人を信じてしまう魔法の物質
  • 教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!(後編)

    山口さんの勉強法の最大の特徴を挙げるとするなら、基書といえる教科書中心でありながら、最初から覚えようとせず、出題範囲の全体像をつかむことを優先し、続いて大見出し、次に小見出しという順番で細部を少しずつ頭に入れていくという点だろう。もう1つ気づかされるのは、定期試験はあくまで教科書の出題範囲から出されるという当たり前で、それでいて見過ごされやすい事実だ。問題集やドリルをやみくもに解くより、教科書の出題範囲だけに集中したほうが効率的で、より確実なのだ。ハイレベルの学生が集まる東大で、教科書一で勝負した彼女が4年間162単位オール「優」という成績を取ったことが、何よりの証拠といえる。 ちなみに、司法試験やビジネス英語の勉強など、これといった教科書が決まっていないケースでは、「MY教科書選び」にとことんこだわるという。使える1冊を選び抜く。 「最初から最後まで読んで覚えるので、私にとっては網羅

    教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!(後編)
  • 教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!(前編)

    山口真由さん 2002年、東京大学入学。司法試験、国家公務員第I種試験に合格。06年4月、財務省に入省。現在は弁護士として活動する傍ら、テレビ出演や執筆などでも活躍中。 弁護士、山口真由さんの華麗なキャリアは、東京大学法学部への現役合格から始まる。 東大入学後は、3年次にたった1年の準備期間で司法試験に一発合格。国家公務員第I種(当時)試験もクリア。卒業までに必要な162単位でオール「優」を取得。法学部における成績優秀者として「東大総長賞」を受賞し、同学部を首席で卒業している。 卒業後は財務省に入り、エリートコースと呼ばれる主税局に配属。約2年後に退職して弁護士に転身。最近は弁護士業の傍ら、テレビのニュース番組などにも出演し、単行も出版している。 深いため息がもれそうな経歴だが、山口さんの勉強法は、意外なほどシンプルで安上がりだ。 基は教科書を7回読むこと、ただそれだけ。中学時代から彼

    教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!(前編)
  • 「ネット新時代は銀行不要」の現実味【2】 -対談:津田大介×古市憲寿×田原総一朗

    インターネット(以下、ネット)が普及したことによって、私たちの生活は便利になった。ただ、ネットが社会にもたらす変革はそれだけなのだろうか。ソーシャルメディアを駆使するジャーナリスト津田大介氏と、20代にして華々しく論壇にデビューした古市憲寿氏。田原氏が注目する若手論客2人に、ネット時代の企業論や働き方について語ってもらった。 緩やかにしか変化しない日 【田原】ネット時代、新聞、雑誌などの紙媒体はどうなる? 【津田】ストックの情報なのか、フローの情報なのかで変わると思います。は1つのテーマでまとめられていて保存性もいい。そういうストックな情報は紙で残るけど、1回読んで終わりのフローな情報は電子のほうが便利です。だから新聞や雑誌は厳しいと思う。 【田原】そのわりに新聞は電子化があまり進んでないように見える。 【津田】日は既存のものを守ろうとするので、ラディカルには変わらない。たとえばアメ

    「ネット新時代は銀行不要」の現実味【2】 -対談:津田大介×古市憲寿×田原総一朗
  • 努力至上主義がチャレンジを阻む

    アスリートは、その体に生まれるかどうかが99%――。フォロワー18万8000人を超える為末大さんが、2カ月前につぶやいた一言が波紋を呼んでいる。努力することが無駄といってしまったら身も蓋もないではないか、という反論が多く寄せられ、数日間にわたってオンライン上で努力論争が繰り広げられた。ツイートの全文はこうだ。 成功者が語る事は、結果を出した事に理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う。アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提。 — 為末 大 (@daijapan) 2013, 10月 21 成功は才能か、努力か。がんばっても結果につながらなければ無意味なのか。トップアスリートとして勝負に勝つことの厳しさ、成果を出し続けることの難しさと向き合ってきた為末さんの「無駄な努力もあるのでは

    努力至上主義がチャレンジを阻む
  • 「生まれつきが99%」為末発言の真意

    アスリートは、その体に生まれるかどうかが99%――。フォロワー18万8000人を超える為末大さんが、2カ月前につぶやいた一言が波紋を呼んでいる。努力することが無駄といってしまったら身も蓋もないではないか、という反論が多く寄せられ、数日間にわたってオンライン上で努力論争が繰り広げられた。ツイートの全文はこうだ。 成功者が語る事は、結果を出した事に理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う。アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提。 — 為末 大 (@daijapan) 2013, 10月 21 成功は才能か、努力か。がんばっても結果につながらなければ無意味なのか。トップアスリートとして勝負に勝つことの厳しさ、成果を出し続けることの難しさと向き合ってきた為末さんの「無駄な努力もあるのでは

    「生まれつきが99%」為末発言の真意
  • 帰ってきたバッタ博士[前篇]

    あのバッタ博士・前野ウルド浩太郎が帰ってきた。6月、連載《バッタ博士の「今週のひと工夫」》が始まったとき、博士は「33歳、無収入、職場はアフリカ」と名乗りを上げた。未来は何も約束されていなかった。 そして今、われわれの前に再び現れた博士は、32.2倍の超難関を突破して、自らの力で定期収入とベストの研究環境を見事手に入れていた。 その名は「京都大学白眉プロジェクト」。 バッタ博士はいかにして難関を突破し、無収入の苦境を脱したのか。 「これで、研究を続けることができます」 12月10日、日出版倶楽部で開催された「第四回いける大賞」授賞式にて。今回は3作品が受賞。左から『永続敗戦論』(太田出版)の白井聡さん、バッタ博士、『永山則夫――封印された鑑定記録』(岩波書店)の堀川惠子さん。堀川さんの受賞スピーチの前半は「バッタ博士に会いたくて今日はここに来た」という取材者魂と愛情にあふれる内容だった

    帰ってきたバッタ博士[前篇]
  • 稲盛和夫が直言「伸びる人、立派になる人、いらない人」【1】

    課題発見力、判断力、説得力――大復活のJAL社員は、何を学んだか。 リーダーの資質をいかに身につけるか 「一国は一人を以て栄え、一人を以て滅ぶ」と言います。つまり、リーダーによって組織は発展したり衰退したりするのです。いい組織には必ず素晴らしいリーダーがいます。立派なリーダーは、自分たちの組織の目的を明確にし、さらにその目的に向かうための価値観を部下と共有し集団を引っ張っていきます。 では、どうすれば素晴らしいリーダーになれるのでしょうか。 1番大事なことは「己を虚(むな)しゅうする」、つまり自分を捨てることです。リーダーが利己的な考え方を少しでも持つと組織は正しく機能しません。ですから、リーダーはフェアで公明正大な心を持ち、全身全霊で組織に命を吹き込まなければなりません。あらゆる集団のリーダーが、強い使命感を持ち自分たちのビジョンに向かって、純粋な心で打ち込めば、企業経営はもちろん、政治

    稲盛和夫が直言「伸びる人、立派になる人、いらない人」【1】
  • 不運な目に遭っても、「すべて自分のせい」と思えるか

    私たちは、チャンスに恵まれるときもあれば、不運な目に遭うときもある。 会社員であれば、希望しない部署への異動や転勤がある。会社そのものが倒産することもあるかもしれない。プライベートでは家族の病気も不運であるし、事故に遭うこともある。こうした逆境や苦難は、誰でも避けたいものだ。 だが、不運に遭遇したとき、これをどうとらえるか。じつは、そこが億単位の年収を稼げるか、ミリオネアになれるかの試金石なのだ。 どのような出来事であれ、「起こったことは、すべて自分のせい」と考えられる人は、不運をチャンスに変えられる人である。 私は、それをある顧客から教わった。 東海地方で医療法人を経営するY理事長だ。 Y理事長は、大学の医学部で学び、勤務医生活を経て独立。独立した3年後には在宅医療を中心とした介護サービス会社を立ち上げ、NPO法人も運営している。 現在のY理事長の年収は、1億7000万円。 こう聞くと、

    不運な目に遭っても、「すべて自分のせい」と思えるか
  • 役員に「昇りつめる人」の小さな共通点【2】

    役員になれる人と中間管理職で終わる人の違いは、意外と小さなところにあった!エグゼクティブクラスのヘッドハンティングを担う敏腕ヘッドハンター10人が、役員に昇りつめる人たちの共通点を激白する。 仕事力■心地よい世界からあえて茨の道に踏み出したことがあるか 会社のために自分は何ができるか ヘッドハンティングされる一流の人々には、共通の「企業を選ぶ基準」が存在する。たとえば、あなたが転職を考える際、もっとも優先する項目は何か思い浮かべてほしい。 役員まで昇るような人は、まず「そこで自分が何を提供できるか」を考えることが共通している。 「私心がなく、会社や社会のために何ができるか、過去の成功体験に縛られずに次の企業が自分に何を求めているかを考える」と、金融・コンサル系企業を主な顧客に持つ、コトラの大西利佳子代表は言う。 役員になる人物にとって、財務状況を読み解くファイナンス感覚とコンプライアンス関

    役員に「昇りつめる人」の小さな共通点【2】
  • 役員に「昇りつめる人」の小さな共通点【1】

    1000人に1人の意外な資質とは 会社という組織の中には大きく分けると、社長をはじめとする役員にまで出世する人、中間管理職止まりの人、さらには平社員として終わる人の3つのパターンがある。 そもそも、大企業ならば役員になれるのは同期入社1000人のうち1人ほど。確率でいえば、わずか0.1%である。会社の規模が小さくなれば確率はさらに高くなるが、この0.1%の幸運な人とは……。熾烈な就職競争を突破しプロパーで入社後、誰もが納得の業績を残し着実にステージアップしていく人もいれば、創業者の2代目3代目として役員へのレールが敷かれている人、また他企業からヘッドハンティングされて役員になる人もいる。ただし、いずれも単に「優秀」だから役員になれるのではない。彼らは「優秀であり、一流」だからこそなれるのだ。 エグゼクティブ人材をサーチするヘッドハンターたちが口を揃えるのは、「役員になれる人」と「部長までに

    役員に「昇りつめる人」の小さな共通点【1】
  • 堀江貴文の「50万円あれば始められるビジネス」【2】

    今年3月に仮釈放。以前よりも30キロ痩せて精悍な顔つきになったホリエモンが、お金、ビジネスについて語った。 僕が何をべたかなんてどうでもいい話 ――堀江さんは美家だと聞いています。おいしいものをべるのにもお金はかかりますよね。 【堀江】そうですね。でもいまは出所したばかりだから、みんなけっこうおごってくれます。 ――最初にハンバーガーをべたことがネットでも話題になりました。 【堀江】そんなことが話題になるところに、いまの社会の発想の貧困さを感じるんですよね。どうでもいい話じゃないですか。こんなことに反応する社会の空気が、いやでしょうがない。だからおまえらはバカなんだよ、と言いたくなります。何をべたかなんていうくだらないネタで喜ぶ風潮は、僕にはまったく理解できない。ハンバーガーをべたのも、たまたまです。時間がなかったから何か買ってくるように頼んだら、マネジャーが買ってきただけ。そ

    堀江貴文の「50万円あれば始められるビジネス」【2】
  • 脳細胞が増える運動「3つの条件」

    新常識! ニューロンは運動で増える ネーパーヴィル203学区の取り組みは、運動が子供たちの学業成績にプラスの影響を与えることを証明してみせた。ではなぜ、運動をすると頭が良くなるのか。 運動が「脳の神経細胞を育てる」からだというのは、『脳を鍛えるには運動しかない!』(NHK出版)の著者、ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士だ。 「運動すると、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中でさかんに分泌されます。このBDNFが、脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管の形成を促すことが明らかになりました」 以前は「脳のニューロンの数は生まれたときに決まっており、その後は加齢とともに減っていく一方で、増えることはない」と考えられていた。だが最近では、さまざまな要因で後天的に増えることが科学的な常識となっている。 「ニューロンの数を増やすために最も効果が期待できるのは、運動です

    脳細胞が増える運動「3つの条件」
  • 勇気と活力が湧く「心の科学」【1】

    人生はトラブルや苦悩、悲しみや不安に満ちています。勤務先の業績悪化、リストラの危機、愛する家族との別離、夫がに、がガンに、子供がニートになった等々。これらの深刻な問題が、いつ自分の身にふりかかってくるかもしれません。 ブッダは生命とは何なのかと調べた結果、「苦」だという答えを出しました。私たちは幸せを求めて生きていると思っていますが、じつは「命は苦でできている」のです。なぜご飯をべるかと言えば空腹感が苦しいから。呼吸するのも呼吸しなければ苦しいからです。すべての欲望の裏には苦があって、それが原動力となって命は動かされているのです。 あらゆる生命にとっての「苦」は、「生老病死」の4つです。すべての生命は、生まれ、老い、病み、死にます。人間には乗り越えがたい苦しみですが、それは同時に、生きることそのものでもあるのです。 人が生きるうえで、苦について徹底的に考え抜いたブッダは、こう語ってい

    勇気と活力が湧く「心の科学」【1】
  • 超訳! ハーバードのポジティブ心理学

    名門ハーバード大学の全学生の2割にあたる約1400人の学生が殺到したという講義がある。 講義名は、「ポジティブ心理学」。 これだけ聞くと、お気楽な前向き思考法のお題目だが、超一流講師による魅力的なコンテンツの講義が揃う同大学で2006年度の受講生数ダントツだった。 「ハーバードに入学する学生は世界各国のいずれ劣らぬ天才・秀才ですが、同大の中では半分以上の学生が格付け上、平均以下になってしまいます。彼らにとっては、それはかなりの屈辱で、恐らくは人生初の挫折。そんな彼らの救いとなったのが、さまざまな実践ワーク付きのこの講義なんです」 とは、伝説的なその講義を担当したタル・ベン・シャハー氏と親交のある翻訳家の成瀬まゆみ氏だ。 シャハー氏はハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動学で博士号を取得。心理学博士(組織行動論)の肩書を持ち、ポジティブ心理学による「幸せ」研究の第一人者ともいわれる。

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  • 年収1億円を稼ぐ人だけが知る40のリスト

    8つの項目に沿い、稼ぐ人に共通する習慣をリスト化した。あなたは、いくつあてはまるだろうか。チェックしてほしい。 人への関心:誰と、どのくらいの時間会っているかを把握しているか? □情報はいうまでもなく、金もまた人についてくることを知っている。 □大切な人に会うための時間は、ほかの予定を変えてでも捻出する。 □待ち合わせの場所には、常に約束の時間より余裕をもって到着する。 □勉強会や交流会への参加は、会の内容より、参加者の顔ぶれで決める。 □世話になった人へは、お礼のメール・手紙や品を必ず送る。 素直さ:人から勧められたことを、すぐに試す素直さがあるか? □一目置く人から勧められたや情報は、必ずチェックする。 □年齢や肩書にかかわらず、相手の話には耳を傾ける。 □行動や習慣について指摘されたら、すぐに試したり変えてみる。 □人と話をするときに、「でも」「そうはいっても」などの否定表現を使わ

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  • ファンタジーに逃げる“下流”の人々 -「年収別」心底、役立った1冊、ゴミ箱行きの1冊【1】

    知性がない人は、も読まず、出世もできない──。読書習慣に関する調査結果からは、40代になっても年収500万円どまりの人と、上にいく人の決定的な違いが見えてきた。 調査概要/楽天リサーチの協力を得てインターネットを通じて1002人のビジネスマンより回答を得た。調査期間は2012年2月24~27日。なお、アンケートは、プレジデントの名は秘して実施。 を読む量に比例して、年収は増えるのだろうか。 プレジデント編集部が独自に行った年収別の読書傾向調査は、読書年収に明らかな相関関係があることを示している。むろん、読んだら稼げるようになるという因果関係は証明できない。しかし、データが語りかけてくる事実はあまりにも残酷だ。 調査は、1002人のビジネスマンを対象に行い、年収500万、800万、1500万それぞれ334人ずつから回答を得た。年収によって若干年齢層に偏りがあり、500万と800万のボリ

    ファンタジーに逃げる“下流”の人々 -「年収別」心底、役立った1冊、ゴミ箱行きの1冊【1】
  • ファンタジーに逃げる“下流”の人々 -「年収別」心底、役立った1冊、ゴミ箱行きの1冊【1】 (2ページ目)

    【土井英司】まずは「この1年間に読んで役に立った」から見ていきたいと思います。 1500万の人を見ると『デフレの正体』『日中枢の崩壊』などを読んでいて、社会、経済の全体像を捉えようとする姿勢がよく出ています。かなり、マクロな視野を持っていますね。さらに『ローマ人の物語』『三国志』などの歴史物も入っていて、国家規模の話に興味があることがわかります。 一方の500万の人は「日経トレンディ」や「あるじゃん」などを読んでいて、1消費者の視点が強いですね。 【成毛眞】僕は、1500万の人は刺激のないを読んでると思うな。『三国志』なんてモロにおじさんの読み物だし、『7つの習慣』なんて日では1996年に出版されただからね。10年以上前のを挙げてくるセンスって、よくわからない。 僕がいいと思うのは、むしろ800万の人。『もしドラ』を読んで触発されて、ドラッカー人の著作を読んでいる。いかにも大

    ファンタジーに逃げる“下流”の人々 -「年収別」心底、役立った1冊、ゴミ箱行きの1冊【1】 (2ページ目)
  • 仕事がない! ならば仕事を作ってみよう

    バッタ博士・前野ウルド浩太郎。愛するサバクトビバッタを求め、アフリカに渡った男。なのに、バッタがいなかった。収入どころか失職の、いや自己存在の危機。しかしバッタ博士は負けない。ここはひとつ、バッタ以外の仕事を自分でつくってみせましょう。そう、研究者らしい方法で。 場に来たのにバッタが消えた 魚がいなくなったら漁師はいったい何をするんだろう? 病気が無くなったら医者は何をするんだろう? 社会で働く誰しもが、仕事が無くなり、その職業の存在価値が疑われる可能性におびやかされているのだが、まさか自分がそんな目に遭うとは夢にも思わなかった。 9月、モーリタニアは来ならば雨季になり、乾燥した砂漠が潤う。ところが、赴任初年度の2011年、異常気象で雨が降らなかった。建国(1960年)以来の大干ばつに見舞われ、バッタのエサとなる新しい緑が芽吹くことはなく、バッタが忽然と姿を消した。なんということだ。野

    仕事がない! ならば仕事を作ってみよう