ただし、これはあくまでも3000円台で購入できる付属イヤホンで評価した場合の話。これをもって「iPhone 7の音質は以前と同じ」という判断を下すのは早計だ。 そこで、筆者が音楽プレーヤーの検証で使っているオーディオテクニカの高級イヤホンATH-CKR10(実売価格約3万円)を使い、じっくり音質を聴き比べてみた。 ATH-CKR10をリファレンスにして、iPhone 7+変換アダプターとiPhone 6の3.5ミリヘッドホンジャックを聴き比べみると……実はこの組み合わせでは最初から聴感上の違和感が現れた。 宇多田ヒカルの『花束を君に』の歌い出しである「普段から〜」のくだりを聴いた時点で、変換アダプターを付けたiPhone 7では、iPhone 6と比べて声の当たりがキツく出る。シャリという甲高さが耳につくタイプで、情報量が落ちることで声の抑揚や余韻の表現力も弱くなっているようだ。 曲のサビ
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