エジプトのサッカラにあるジェセル王の階段ピラミッドの近くで、ロバに乗る子どもたち。このピラミッドは、紀元前2650年ごろに建てられたエジプト最古のピラミッドと考えられている。ナイル川が「穏やか」になり、交通に利用されるようになったころに造られた。(PHOTOGRAPH BY KENNETH GARRETT, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 現在、ギザのピラミッドは、砂と岩ばかりの砂漠の景色の中にたたずんでいる。そこは、青々としたナイル川の岸辺から何キロも離れている。 だからこそ、姿を消した王国の壮大な遺跡という印象が強いのだろう。しかし、昔からずっとそうだったわけではないようだ。5月16日付けで学術誌「Communications Earth & Environment」に掲載された新たな研究によると、かつてピラミッドはナイル川の大きな支流沿いにあり、たくさんの船がそこ
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