2014年07月10日 「ニセ医学」に騙されないために NATROMさんの処女作であるニセ医学に騙されないためにを読み終えた。 この本で扱ったニセ医学は、現代日本で遭遇する可能性が高いもので、そういった意味で、ガードナーの「奇妙な論理」で取り上げられた疑似科学よりも有効なものだ。週刊金曜日でおなじみのデタラメ医療評論家・船瀬俊介氏や、「ホンマでっかTV」での軽薄発言が売りの武田邦彦教授についても記述されている。 現代の医療がどのように確立されているのかが分かれば、ニセ医学が真っ当な評価を避けていることは明白になる。たまごどんはこの本を読むことで多くの知見を得たが、病気にかかったときに現代医療を受診するという行動自体は変わらない。NATROMの日記にはこう書かれている。 >いつも指摘されることですが、こうした本に載っている情報を本当に必要としている人は読まない、というものがあります。根本的な