@ITの「SaaSにできること、できないこと」というコラムが的を射ていてわかりやすい。コラムの中でSaaSのメリットとして、「初期投資が少ない」「バージョン管理が楽」「運用コストが削減できる」を挙げていたが、個人的にはこれに加えて「辞める決断がし易い」というのも強調したい。 昨今のシステムは複雑化大規模化してますます開発に長い時間と多額のコストがかかる。この開発コストは会計上は当然投資勘定に組み入れられて減価償却される。実はこの会計処理がくせ者で、導入したシステムが当初狙った効果を発揮できなかったり、経営環境が変わってシステムの目的や位置づけが変わってしまったときも、簡単にシステムを止めたり作り変えたり出来ない足かせになる事がある。ニーズや状況に合ってないシステムを無理矢理使い続けて現場が疲弊させることに繋がる。 またCRM等の分野ではそもそも顧客管理をシステム上で共有化するというコンセプ
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