ストレスにうまく対処できる人たちの特徴には様々なものがありますが、その1つとして注目されているのが【センスオブコヒーレンス】です。思い通りにいかないことが多いこのご時世を生き抜くヒントになるかもしれません。 ストレスの対処に欠かせない力、センスオブコヒーレンスとは? センスオブコヒーレンスとは、自分の人生に納得できている、腑に落ちているといった感覚のこと。日本語では首尾一貫感覚と呼ばれたりします。センスオブコヒーレンスは、1970年代初頭、医療社会学者のアーロン・アントノフスキー博士によって提唱された概念です。アントノフスキー博士は、ユダヤ人強制収容所への収容経験を持っていたり、難民生活を強いられるなどのストレスフルな状況を生き抜いてきた更年期の女性たちの心身の健康状態について研究していました。そういった過酷な経験をしている人たちなのに、ある一部の女性たちは心身ともに良好な状態を保っている