長谷川哲也「ナポレオン波動進撃」で複数回にわたって掲載されていた、皇帝陛下最大にして最後の戦いワーテルロー戦役がついに決着した。 ナポレオン覇道進撃 ワーテルローこれが最終的にナポレオンの最後の戦場であること、英国のウェリントンとプロイセンの老将ブリュヒャーによってあの軍事的天才が打ち負かされた…ことぐらいは知っているし、Wikipediaの記載も見たことがあるが、それでも詳細はこの作品によって初めて知ることができた。 「関ヶ原と並ぶ大会戦」とも呼ばれているが、業者の間には約200年の開きがあり、その間武器も戦術も進歩した。さらに言えば「記録」も進歩しており、様々な軍人たちの、兵隊たちの行動が今でも比較的克明に追える。 ただ、関ヶ原もワーテルローも変わらないのは…今の戦争だってそうだろうが…戦場では次々と予想もし得ないことが発生し、それに対処していくうちに当初の予定とはかけ離れた事態が生ま