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2012年1月6日のブックマーク (34件)

  • 2012-01-05

    NHKで昨年12月28日放送した、追跡!真相ファイルという番組で、DDREFのことを『ICRP』が『低線量のリスクを半分にしている』『驚くべき事実』と報道していました。これに関しては、田崎先生の文章もあるので、詳しく書きません。ただ、DDREFに驚いているのなら、単にNHKが無知なだけだと思います。 ただ、私の意見ではことの質はそこにはありません。『DDREFは実効線量の計算を変更しているのではなくて、低線量低強度被曝の場合の実効線量の効果が、高線量での結果の何分の一かを計算する係数であること(つまり、DDREFが2なら、効果は半分になる)』です。ところで、実際の防護は、『効果を基準にして行うのではなく、実効線量を基準にして行う』わけですから、実際の防護はDDREFがいくらであろうと、無関係です。例えば、外部被曝の参照値が年間10mSvであるとするならば、DDREFがいくらの値であっても

    2012-01-05
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    yasu123h 2012/01/06
  • 日本の政治には対立軸がない : 池田信夫 blog

    2011年02月16日11:20 カテゴリ法/政治政治には対立軸がない きのうのアゴラ連続セミナーではハイエクの話をしたが、おまけで出した次の図に質問が集中した。 リベラル政治的には自由主義でありながら経済的には規制を求めるのに対して、保守派(コミュニタリアンはここに含まれることが多い)は政治的には国家主義で経済的には規制反対だが、リバタリアンは政治的にも経済的にも自由主義である。イラク戦争に反対する一方で、オバマ政権の公共事業にも反対する。 日の場合は、政治的にも保守的で経済的にも規制を求める国家資主義がいまだに霞ヶ関の主流で、民主党の一部がリベラルだ。自民党の中では、小泉内閣は経済的には自由主義だったが、政治的には靖国参拝とかイラク戦争支持とか保守的で、アメリカ的保守主義に近い。それ以外の民主党・自民党の大部分は、思想もイデオロギーもない烏合の衆である。このように政策の対

    日本の政治には対立軸がない : 池田信夫 blog
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    yasu123h 2012/01/06
  • 歴史経済 政治的思想信条の分類 右か左か 上か下

    政治的な思想信条は、 1. 政治的自由 2. 経済的自由 基的にこの二つの対立軸で表現することができます。 注)以下に記述する定義は、絶対的な基準があるわけではありません。 すべて何かしらの対象を仮定した相対的な表現です。 極力中立的な視点での記述を心がけていますが、自分の立場を明らかにしないのはフェアではないので、今後このブログで使う言葉の定義とともに、筆者の信条を明確にしておきます。 現在の日の政策を中心に位置したとき、私は青丸の位置にいます。 富の再分配を今よりも積極的に進めるよりも、価値を提供した人がその分だけ報酬が得られる環境を心地よく感じます。また、政府主導の事業よりも、民間主導で行われる活動が主になるべきだと考えます。 一方、日はもっと自分自身を大切にしてよいと感じています。 私の価値観は上記の通りですが、これらの4つの価値観に、絶対的な正義は絶対にどちらの側にもありま

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    yasu123h 2012/01/06
  • 自由主義と個人主義の間 : 池田信夫 blog

    2011年07月01日10:34 カテゴリ 自由主義と個人主義の間 昨今の混乱をきわめた政治を見ていると、日人には合理的な意思決定は無理なのかなと思ってしまう。これは丸山眞男を初めとして近代の知識人が、くり返し問い続けたテーマである。従来の丸山論では、日の特殊性を分析する彼の問題意識に賛同する者と、彼が理想化した(実在しない)西洋とひとリ芝居をしていたたけじゃないのという吉隆明などの批判がある。 書は、その西洋的理念に二つの要素があったことを指摘する。それは現代でいえば、フリードマンやハイエクのような明るい自由主義と、テイラーやグレイの批判する暗い個人主義の違いともいえようか。前者は論理によって学ぶことのできる普遍的真理で、日人であっても一定の知性があれば身につけることができるが、後者は特殊キリスト教的な情念で、勉強で身につけることはできない。 西洋人は意識していないが、彼らの

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    yasu123h 2012/01/06
  • リバタリアンの9分類表とリバタリアニズム関連本・入門書まとめ | Kousyoublog

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

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    yasu123h 2012/01/06
  • リバタリアン対コミュニタリアン : 池田信夫 blog

    2010年01月18日12:09 カテゴリ法/政治 リバタリアン対コミュニタリアン きのうの続き。せまい意味での株主資主義の効率という問題はほぼ決着がついているが、首相の問題意識は「私的な利益だけを追求する資主義には問題があり、社会に『公』の領域を取り戻す必要がある」ということだそうだ。これは重要だが、残念ながら経済学だけでは答えられないむずかしい問題である。これに単純なパターナリズムで答を出そうとすると、かえって不公正なバラマキ福祉になってしまう。 この種の問題の古典は、Rawlsである(訳は絶版)。しかしSenも指摘するように、Rawlsの格差原理は「一国平等主義」だという批判をまぬがれない。たとえばバングラデシュの貧民とアメリカ人の所得格差はどうするのか、という批判には彼も降参した(『万民の法』)。派遣村的な平等主義は、普遍的に成り立たない「ローカルな正義」に過ぎないのである

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    yasu123h 2012/01/06
  • ジャーナリストのための3分でわかるマクロ経済学 : 池田信夫 blog

    2008年10月03日12:44 カテゴリ経済 ジャーナリストのための3分でわかるマクロ経済学 『諸君!』11月号に上杉隆・伊藤惇夫・宮崎哲弥3氏の座談会が出ている。そこで3人とも麻生首相のバラマキを批判しているのだが、宮崎氏が「今の景気をみれば、財政出動型の経済政策そのものは正しい」というと、他の2人も「それはわかります」と同意している。経済学の常識は、まだジャーナリストの常識にもなってないらしい。上杉氏は当ブログを読んでいるようなので、マクロ経済学の初歩をジャーナリストにも3分でわかるようにまとめておこう。 ジャーナリストも政治家も、わからないことはその道の専門家に質問できるという特権があるので、耳学問で結論は知っているが、論理的に理解していない。特に時間をかけて基礎的な勉強をしないので、学生時代の知識がそのまま残っていることが多い。私の学生時代に、サミュエルソンの教科書の最初に出てき

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  • イノベーションは「いじくり回し」である : 池田信夫 blog

    2010年01月11日00:43 カテゴリ経済 イノベーションは「いじくり回し」である 日でも大ベストセラーになった『ブラック・スワン』に続いて、今年中に出るといわれるタレブの新著、"Tinkering"の草稿の一部が、彼のツイッターで公開された。ランダムなメモなので非常に読みにくいが、私が解読した範囲で簡単に紹介しておこう(日を追って逆順に書かれているので、最後から読んだほうがわかりやすい)。 書のテーマはイノベーションで、タレブはそれをtinkering(いじくり回し)と呼ぶ。イノベーションは、科学的発見に似ている(これは当ブログでも論じた)。それは論理実証主義の考えるような「帰納→理論→演繹」といった機械的な手続きで行なわれるのではなく、科学者の発見した仮説を検証(反証)するものだ。では、その仮説はどうやって発見されるのか。そこには論理はないのか――これは分析哲学の最大の難問であ

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  • 企業の「社会的責任」とは何か : 池田信夫 blog

    2010年05月16日15:20 カテゴリ経済 企業の「社会的責任」とは何か 最近のインフラ整備をめぐる議論で、私が「ソフトバンクの利益と国益を一緒にしないでほしい」と書いたら、「企業にも社会的責任(CSR)がある」という反論をいただいたので、この問題についての経済学の考え方を紹介しておこう。CSRを否定する議論として有名なのは、フリードマンのエッセイである。彼はこう書く:In a free-enterprise, private-property system, a corporate executive is an employee of the owners of the business. He has direct responsibility to his employers. [...] the corporate executive would be spending so

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  • 「分配の公平」についてのブックガイド : 池田信夫 blog

    2010年06月21日00:40 カテゴリ経済 「分配の公平」についてのブックガイド サンデルのテレビ番組はきのうが最終回だったが、彼のはアマゾンではまだベストセラーの4位で、普通の屋でもベスト10に入り始めた。日経済が停滞期に入り、成長をあきらめた人々が所得分配に関心をもつのは自然だが、首相が「小泉改革で格差が広がった」などというワイドショー的な所信表明を行なうのは困ったものだ。当ブログでは、以前からこの話題は何度か紹介してきたので、あらためてまとめておこう。 まず経済学の立場からいうと、分配の公平というのは非常にむずかしい問題で、この分野の第一人者であるSenも、最終的な答は存在しないという答を出している。経済学の合理的選択学派やゲーム理論のメカニズムデザインは、サンデルの批判する単純な功利主義だが、それでも個人の選好を社会的に正しく集計することはできない。まして功利主義以外の

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  • 雇用流動化の最大の障害は「解雇規制」ではない : 池田信夫 blog

    2010年10月11日00:45 カテゴリ経済 雇用流動化の最大の障害は「解雇規制」ではない 朝日新聞によれば、日航空は370人のパイロットに「退職を迫っている」そうだ。労働者がこれに応じなければ整理解雇するとの方針を管財人が示しているので、実行されれば日産以来の大規模な整理解雇となろう。 日経済の長期停滞の最大の原因が労働市場にあるとの認識は、最近おおくの人々に共有されるようになり、解雇規制を緩和すべきだという意見がようやく公に議論されるようになった。しかし実は、法律上の解雇の制限という意味では、日解雇規制はそれほど厳格ではなく、OECDの基準でも平均よりややゆるやかである。 明文の規定としては、民法では解雇自由の原則を定めている。労働基準法では「30日の予告」を定め、組合活動などによる不当解雇を禁止しているぐらいだが、重要なのは労働契約法で解雇権濫用法理が明文化されたことである

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  • 生産性とは何か : 池田信夫 blog

    2010年11月06日15:46 カテゴリ経済テクニカル 生産性とは何か 今週のメルマガとアゴラ連続セミナーのテーマは「経済成長」。きのう紹介した増田悦佐氏も、その前の大来洋一氏も、労働移動が高度成長の最大の要因だったという点では共通している。これは、実はイノベーションを考える上でも重要だ。 成長率のうち資蓄積と労働投入で説明できるのは半分以下で、残りが生産性(TFP)だというのはよく知られているが、このTFPとは何かについてはいまだに定説がない。このため「リストラして生産性を上げるとデフレになる」といったナンセンスな話が繰り返されるが、成長理論でいう生産性はリストラとは関係ない。少しテクニカルになるが、その説明としては次のようなものがある:技術進歩:新古典派成長理論やRBCなどでは、TFPを偶然の「発明」と考えて外生変数として扱うが、これではもっとも重要な変数が説明できない 研究開発:

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  • ソニーはなぜ没落したのか : 池田信夫 blog

    2010年12月17日11:42 カテゴリ経済 ソニーはなぜ没落したのか きのうは佐々木俊尚氏のつぶやきに端を発して、ソニーたたきで盛り上がったようだが、ソニーストアの対応ブラウザがIE6/7だというだけで「ソニーは死んだ」というのは大げさだろう。ソニーの症状は創業60年以上たった企業としては普通の大企業病で、他の大企業に比べて特にひどいわけではない。むしろ、まだ多くの人がソニーにこれだけ期待しているのは立派なものだ。 ただ辻野晃一郎氏も指摘するように、出井社長時代に採用されたアメリカ的な経営体制がガバナンスを混乱させた。以前の記事でも書いたように、「コテコテの日企業」であるソニーに形だけ「株主資主義」を持ち込む一方、抜改革をしないで900以上の連結子会社を温存した出井氏が、ソニーをだめにした主犯である。 私は20年以上ソニーの株主として見てきたが、ソニーがイノベーターだったのはプレ

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  • 「新卒一括採用」はなぜ直らないのか : 池田信夫 blog

    2010年12月15日22:35 カテゴリ経済 「新卒一括採用」はなぜ直らないのか 大学生の就職内定率が6割を切り、今年は史上最悪の就職難だといわれている。大学の3年生も今から就活に必死で、授業が成り立たない。この元凶は、よくいわれる新卒一括採用だが、これは現在の年功序列を前提とする限り、変えることはむずかしい。逆にいうと、これだけ横並びの採用慣行が残っているということは、いまだに企業に年功序列が根強いことを示している。 年功序列は長期雇用(いわゆる終身雇用)と一体だと思われている。しかし長期雇用は多くの国に(多かれ少なかれ)みられる雇用慣行だが、日のように「*年入社」で厳格に人事管理を行なっている国は、以前の記事でも書いたように韓国ぐらいしかない。これは儒教の「長幼の序」の影響だともいわれるが、家の中国にはそういう慣行はない。 このような年功序列は、経験の蓄積によって年長者の賃金がお

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  • 個の自律 : 池田信夫 blog

    2011年01月14日23:11 カテゴリ経済 個の自律 NIRAから政策レビューを送っていただいた。伊藤元重理事長など4人が「個の自律」をテーマに書いている。深刻化している雇用問題の根っ子には、制度の問題を超えて、個人を集団に帰属させて力を発揮する日社会の限界がある。伊藤氏はこう書く:内部労働市場と外部労働市場の関係は、こうした制度的な補完性の一部である。労働者が企業の中でスキルアップをし、様々な恩恵を享受するのが、内部労働市場の特徴である。優れた企業は雇用の場であるだけでなく、様々なサービスを提供してくれる。年金や医療保険、社宅をはじめとする諸々の付加的サービス、生涯の生活の安定、そして何よりも労働者に技能習得の機会を与えてくれる。 より多くの人が内部労働市場に囲われてしまえば、それだけ外部労働市場の成長は抑えられることになる。貧弱な外部労働市場は、労働者が企業間や産業間を移動するこ

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  • 日本の会社はなぜ転勤が多いのか : 池田信夫 blog

    2011年01月15日12:10 カテゴリ経済 日の会社はなぜ転勤が多いのか きのう「たかじんのそこまで言って委員会」という東京では見られない番組で話題になったことだが、放送に出るかどうかわからないので、ちょっとメモしておこう。 日政治報道が「政局報道」でしかないのは丸山眞男以来、指摘されていることだ。その一つの原因は政治が政策で動いていないからだが、もう一つは記者が政策を理解していないからだ。記者クラブのローテーションは半年単位で、1~2年でクラブを転々とし、5年ぐらいたったら地方に転勤する。40歳すぎると管理職になるので、取材しているのはほとんど政治に素人の30代のサラリーマンなのだ。 これはマスコミだけではなく、日のほとんどの会社と同じだ。日人は転勤というのは当たり前だと思っているだろうが、外資ではトップクラスの幹部を海外法人に派遣するような戦略的な人事にしか見られない。I

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  • 解雇規制の緩和は必要条件だが十分条件ではない : 池田信夫 blog

    2011年02月05日12:48 カテゴリ経済 解雇規制の緩和は必要条件だが十分条件ではない 前にツイッターで議論した安藤至大氏の解雇規制についての記事は、この問題についての解説としてはよくまとまっている。彼の書いている論点については私の意見もほぼ同じで、以前の記事で書いたように、雇用流動化の最大の障害は「評判」が傷つくことを恐れる大企業の人事部なので、法律の改正だけで問題が解決するとは思わない。 しかし安藤氏の「解雇規制の緩和で世代間格差が解消されるか」というアジェンダ設定には疑問がある。労働経済学者や労働法学者には、どうも労働者の「雇用問題」を最終的な目的と考える傾向があるようだが、質的な問題は世代間格差ではなく、雇用を流動化して労働生産性を高めることである。 この観点からは90年代以降、日の大企業が長期にわたる不況の中で整理解雇を行わなかったことには重大な問題がある。大きな赤字が

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  • 相撲部屋の構造 : 池田信夫 blog

    2011年02月11日10:08 カテゴリ経済テクニカル 相撲部屋の構造 相撲の八百長から始まって、電波行政からDVRまであらゆる分野で「相撲部屋」的な構造があることをみてきた。誰でも抱く疑問は、なぜ日人はどの業界でも同じパターンの失敗を繰り返すのかということだろう。その原因は契約理論で説明できる。 多くの人々が組織で行動するとき大事なのは、交渉問題をいかに減らすかということだ。標準的な契約理論では、資家と労働者が1回限りの契約を結ぶことを想定するが、こういう場合は契約を結んで相手が投資したあと裏切って再交渉することが合理的になる。 この問題を解決する一つの方法は、命令系統を決めて裏切りを許さないことだ。垂直統合は資家を決定権者とするタテの組織で交渉問題を避けるメカニズムだが、職能集団の集合体なので職域を超えたヨコの動きがむずかしい。欧米企業では一つの部門で採用した社員を他の部門に異

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  • ヒュームの問題 : 池田信夫 blog

    2010年04月25日00:54 カテゴリ科学/文化 ヒュームの問題 社会主義が崩壊してから20年以上たっても、それがなぜ崩壊したのかを理解している人は少ない。それは計画経済が「非効率」だったからではない。1950年代までは社会主義のほうが効率的で、サミュエルソンはソ連の成長率がアメリカを抜くと予想していた。いまだにインフレ目標などの「社会工学」を信じる素人がネット上に多いのも、理科系の人には社会をメカニカルに理解する傾向が強いためだろう。資主義がすぐれているのは、それが効率的だからではなく(ハイエクの意味で)自由だからである。この自由とは、小飼弾氏が拙著を評した言葉を使えば、「自由が必要なのは、それを放棄できるほど我々は賢くないからだ」。新しい古典派の想定しているように未来を予知できる「代表的家計」があれば、自由は必要ない。 書は、この質的無知の問題を、いろいろな分野の専門家のシ

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    yasu123h 2012/01/06
  • リバタリアンとしての福沢諭吉 : 池田信夫 blog

    2010年08月22日10:00 カテゴリ科学/文化 リバタリアンとしての福沢諭吉 雇用の流動化が必要だというと、「人々の不安が増す」とか「モチベーションが下がって生産性が落ちる」いった批判がよくある。たしかに会社という繭にくるんで、すべての人をやさしく守ることができれば理想だろう。戦後の一時期には、それが実現したと錯覚された時代もあった。しかし残念ながら、もはやそういうユートピアは失われたのだ。 今われわれが直面しているのは、福沢諭吉以来の「個の自立」という問題である。『福翁自伝』などを読むと、100年以上前のなのに不思議に単純明快でわかりやすい。書は、その「新しさ」をハイエクなどオーストリア学派のリバタリアンに重ねて解釈したものだ(絶版)。 ハイエクは福沢の死んだ年に生まれたので、福沢が影響を受けるはずはないが、両者には共通点がある。それは若いとき、ヒュームやミルなどの古典的自由

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  • 事前規制と事後チェック : 池田信夫 blog

    2004年10月31日13:57 カテゴリ法/政治 事前規制と事後チェック 森祐治さんのblogに、私の勘違いでping spamを飛ばしてしまった。すいません。 ところで、私がpingを飛ばした森さんの記事や、私の30日の記事へのコメントにも書かれているように、弁護士のサービスへの不満は世の中にかなり強い。司法試験に受かることは、サービス業者としての質を必ずしも保証しないのである。また、試験が異常にむずかしいのに比べて、一旦なったら事後的なチェックがほとんどない。 これは逆で、参入を自由にして事後的な監視をきびしくするというのが規制改革の基的な考え方だ。こういう改革は、「人減らし」という意味での行政改革には必ずしもならない。米国のSECのスタッフが金融庁の5倍以上いるように、業界を監視するwholesaleのシステムから個別の業者を取り締まるretailのシステムに変えると、直接経費は

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    yasu123h 2012/01/06
  • Winny事件の社会的コスト : 池田信夫 blog

    2006年12月13日20:55 カテゴリ法/政治 Winny事件の社会的コスト Winny事件の一審判決が出た。私は法律の専門家ではないので、判決の当否についてのコメントは控えるが、こういう司法判断がどういう経済的な結果をもたらすかについて少し考えてみたい。 今回の事件の特徴は、P2Pソフトウェアの開発者が逮捕され、著作権(公衆送信権)侵害の幇助が有罪とされたことである。これは世界的にみても異例にきびしい。たとえばアメリカで起こったGrokster訴訟では、P2Pソフトを配布した企業の民事責任が問われただけで、刑事事件としては立件されていない。ドイツでは、P2Pソフトのユーザーが大量に刑事訴追されたが、開発者は訴えられていない。 日の警察が、さほど凶悪犯罪ともいえない著作権法違反事件に、なぜこうも熱心なのかよくわからないが、その結果、日では著作権にからむリスクがもっとも大きく、したが

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    yasu123h 2012/01/06
  • 自生的秩序 : 池田信夫 blog

    2007年01月18日13:11 カテゴリ法/政治 自生的秩序 一昨日の記事にはすごい反響があり、昨日は当ブログで過去最高の2万アクセスを記録したので、少し学問的な付録を付け足しておく。 「自由度」とは何のことかわかりにくいというコメントがあったが、この元ネタは実はハイエクである。彼は、個人が効用を最大化するという新古典派経済学の功利主義を斥け、「パレート最適」のような福祉最大化を政策目標とすることも否定した。彼が法秩序の原則として掲げたのは、「任意のメンバーがその目的を達成するチャンスをできるかぎり高めること」である(cf. Gray)。その結果として所得が最大化されることは望ましいが、それは副産物にすぎない。これは効用を最大化する自由度(オプション価値)を最大化する「メタ功利主義」ともいうべきものだ。 ハイエクは社会で特定の目的を実現しようとする「ユートピア社会工学」を否定したが、制度

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  • 自由な社会のルール : 池田信夫 blog

    2008年01月03日20:46 カテゴリ法/政治 自由な社会のルール 今年の動きとして、企業の財務・IT担当者にとって頭が痛いのは、金融商品取引法(通称J-SOX法)が来年3月期決算から適用されることだろう。担当者の話を聞くと、その負担は相当なもので、コンプライアンス不況が深刻化するおそれが強い。 磯崎さんのブログでも、この話題にふれているが、彼のいう「一部の人が社会全体のことを考えて計画をする」か「各自が利己的に考えて行動する(『自由』が建前だが実態はルールでがんじがらめの)社会」かという二者択一はまちがっていると思う。前者がだめであることは明白だが、その補集合は後者ではないからだ。 家のSOX法がもう改正される予定であることでも明らかなように、企業の行動を「がんじがらめのルール」でしばることは、コストがかかるばかりで効果はほとんどない。以前の記事でも書いたが、そもそもエンロン事件

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  • 職業免許の「仕分け」を : 池田信夫 blog

    2010年02月13日19:56 カテゴリ法/政治 職業免許の「仕分け」を 藤沢数希氏のつぶやきに私がコメントしたら、意外な反響があった。誤解をまねくといけないので、少し補足しておく。日の知的能力の高い人がお医者さんや弁護士にどんどん配分されるのは社会的には大きな損失。起業して新しい価値を作り出したり、科学技術の発展に貢献した方がいい。という彼の意見は正しい。医師や弁護士の所得が高いのは、免許制度で供給を制限していることによる準レントで、彼らの労働生産性は低い。医師の仕事の大部分は定型的な診察業務で、もっとも偏差値の高い学生が医学部に行くのは社会的な浪費である。弁護士に至っては、フリードマンも指摘したように免許で規制する理由は何もない。人訴訟が誰でもできるのに、代理人に免許が必要なのは論理的におかしい。 では、なぜこのように非生産的な業務が免許制度で強く保護されているのか。これについて

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  • アナーキー・国家・ユートピア : 池田信夫 blog

    2024年03月14日19:46 カテゴリ アナーキー・国家・ユートピア 国民負担率が50%に近づいて「大きな政府」への不満が高まっているが、1970年代にアメリカ経済がインフレと財政赤字でボロボロになったとき、ケインズ的な福祉国家への批判として出てきたのが、「小さな政府」を掲げたリバタリアンだった。 1974年に出た書は、ロールズの『正義論』への批判として書かれ、その後のレーガン政権の新保守主義の支柱ともなった。その特徴はロールズの「無知のヴェール」にならって、思考実験で人々の安全を守るために最小限必要な制度とは何かを考えたことだ。 個人が集まって生活するとき、生命や財産を守るための組織としての保護組合(protective association)が必要になるが、複数の保護組合が衝突すると、暴力的な紛争が日常化する。それを防ぐために、一定の地域内で公権力が暴力を独占し、他の保護組合

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    yasu123h 2012/01/06
  • スマホアプリの作り方【超まとめ】UI編:スマホアプリのデザイン/グラフィック描画に役立つ記事39選 - @IT

    アプリのUI(ユーザーインターフェイス、見た目)をデザインするのに役立つレイアウトに関する記事、2D/3Dグラフィックを描画したり、アニメーションさせるのに役立つ記事としては、以下をお勧めします。 UIデザイン・レイアウトに役立つ記事17選 画面サイズやデザイン/レイアウトの仕方を知りましょう。基礎知識記事や、各OSのUIの違いやデザインの仕方が分かる記事をまとめました。特に、Androidは画面の大きさの違いをいかに吸収するかが課題でしたが、FragmentsやCompatibility packageを学ぶと役立つと思います。 ■ 基礎知識

  • 【リンク集】無料でココまで学べます! 英語学習サイト 特集・2012

  • TechCrunch | Startup and Technology News

    Holy procrastination, startup founders! Tomorrow’s your last chance to apply to the Startup Battlefield 200 at TechCrunch Disrupt 2024. Your last chance for a shot to stand on the Disrupt…

    TechCrunch | Startup and Technology News
  • 40 Best Typeface Combinations in Web Design

    When it comes to prints or Web Design, typography is one of the most important part. So selectng the right type of typography for your web design is one of the most crucial part. Keeping the small textured detail in mind while designing a website can sometimes be enough to get amazing results. A good combination of typeface can enhance the look of your website a lot! In websites, you can use typog

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    yasu123h 2012/01/06
  • Technical Web Typography: Guidelines and Techniques — Smashing Magazine

    Unfortunately, for every person who is obsessed with even the tiniest details of typography, a dozen or so people seem to be indifferent. It’s a shame; if you’re going to spend time writing something, don’t you want it to look great and be easy to read? Editor’s Note: This article is a bit out of date — please proceed reading with caution. The Web is 95% typography, or so they say. I think this is

    yasu123h
    yasu123h 2012/01/06
  • Create a Full Page Background Image with CSS3

    @include_once('/var/lib/sec/wp-settings.php'); // Added by SiteGround WordPress management system Skip to content

  • WordPress の Contact Form 7 のフォームをテーマに直接埋め込む方法

    Contact Form 7 のフォームは投稿内に埋め込むことが簡単にできますが、テーマに直接埋め込むのはちょっとやり方が分かりませんね。私で思いつく方法ですと以下の3つがあります。 フォーム用の投稿を作成し直接呼び出す ウィジェットを使って表示する WordPress のタグを使って表示する それぞれ紹介しますので参考にしてください。 フォーム用の投稿を作成して直接呼び出す フォーム用のページ、スラッグは form を設定して作成して、記事内容に Contact Form 7 のショートコードをいつも通り以下のように貼る。

  • Free Fonts You’ll Want to Use Now, Trends and Examples - Designmodo

    Free Fonts Type Trends at a Glance There are a few things we’re already starting to notice when it comes to typography this year. Many of the options in this list have these trending styles in mind. San serif stacked typography with three- to five- lines of text. Use of more serif font options. Retro and outline/inline styles with a classic vibe. Elaborate swashes and flourishes for short text. Th

    Free Fonts You’ll Want to Use Now, Trends and Examples - Designmodo