この記事によると、ヒトの「何に注意を払うか?」を制御しているのは、大脳の前部にある前頭前皮質腹外側部(VLPFC)という場所。気分が落ち込んでいる人のVLPFCでは、脳の活動が増加し、深刻な患者ほど前頭前野の活動が活発になるということが明らかになっています。つまり、気分が沈むと脳の動きが活発になり、直面する問題に対して、じっくりと繰り返し何度も考えるようになるわけです。 心理学者のAndrews氏とThomson氏は、「気分の落ち込みとVLPFCの活動は、このきっかけとなった複雑な人生の問題を、効果的に分析するための特別な『調整システム』である」と述べています。もちろん、気分を落ち込ませた原因としてはっきりとした出来事や事実が存在することもあれば、特段の原因が認められない場合もありますが、いずれにしろ、憂鬱な気分がなければ、自分の苦境を解決しようとはなりにくいわけです。 じっくり考えること
![「憂鬱な気分が課題解決力アップやクリエイティブワークに役立つ」という研究結果 | ライフハッカー・ジャパン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2dcc38c5df0e68a45beeccb3b8264bf842d11f73/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.lifehacker.jp%2Fimages%2Fogp.png)