こんにちは！シリコンバレー在住のエンジニア・ブロガーの上杉周作です。 このたび、2019年1月に日経BP社から発売された訳書「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の翻訳を関美和さんと共同で担当いたしました。 「ファクトフルネス」の紹介文公式の紹介文はこちら(一部略)。 世界で100万部の大ベストセラー! 40カ国で発行予定の話題作、待望の日本上陸 「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」―ビル・ゲイツ 「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」―バラク・オバマ元アメリカ大統領 ビル・ゲイツは、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど。 教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介 本書では世界の本当の姿を知るために、

原稿を進めるコツは、なによりもまず「自分は意志が弱い」と認めることです。 パソコンをおもむろに開いて、原稿をさらさらと３時間書き進めて「ふーむ、今日はざっと１万字か、やれやれ」みたいな人はいません。村上春樹しかいません。 だいたいの人は、パソコンを開くとまずツイッターかフェイスブックに直行して１時間ほどウダウダし、「はぁあ、原稿やんなきゃあ」とのたうち回った挙げ句、１行進んでは１行消し…とやっているうちにイヤになり、またSNS地獄にハマる、というのが相場となっております。 よって、凡人は「意志の弱い自分を動かすためのあらゆる工夫」をすることが必要なのです。 集中できる時間はどれくらいなのか？ 集中できる場所はどこなのか？ どんな音楽を聴けば集中できるのか？ 自分をつねに「モニタリング」しながら、最適な環境に身をおいてあげることが大切なのです。そこで新年一発目のnoteは、ぼくが見つけた「原

ママスタと博報堂こそだて家族研究所がいまどきママの実態に迫る調査企画『ママリサ』！ 今回は、「ママが見ている動画事情」について調査いたしました。子育ての毎日の中で、ネットで動画を見るママがどのような動画を見ているのか、頻度や時間帯、好きなジャンル、感動して泣いたことがあるか、また子供に日常的に動画を見せているかなどの調査を行い、興味深い結果が得られましたのでご報告致します。 ＜主な調査結果のポイント＞ 普段の生活で動画を見るママたち、その頻度は「ほぼ毎日」見る人が過半数。 動画サービス利用：無料の動画共有サイトは9割が利用。料理レシピ動画、子供向け動画サービスと続く。有料の動画配信サービスは18.1％が利用。 ネット動画を見る時間帯：平日・休日ともに22時～23時台が最多。専業ママ、産休・育休ママは10～11時台、14～15時台も利用。 見る場所：「居間」「ベッドやふとんの中」が２大シーン

「子育てと仕事の両立って基本無理じゃないかと思う。お父さん帰ってこないし。会社に長くいないといけないでしょ？ 無理な仕組みになっていると思うんだけれど」 私は上の子が産まれて1年間の育児休暇後に職場復帰し、下の子出産後も時短などしながらも、仕事を続けたワーキングマザーでした。だから、ママ友にそう言われても 「そんなことない。両立できるよ！」 と言いたかったのですが、ついうなずいてしまいました。 最初のセリフを言ったのはフランス人のママ友。彼女の旦那様は日本人。日本に昔住んでいた時にそう思ったそうです。 フランス人ママから見た日本は フランスというと、子育て支援の充実で少子化を克服し、出生率は2.01（2014年）。子育てにやさしい国として有名です。それに対して、日本の出生率は1.45（2015年）。少子化が進んでいますが、子どもを持つママにしてみれば、そうなってしまうのは当然のようにも思え

とりあえず簡単なまとめ 現行の給付型奨学金では、高卒認定試験（昔でいう大検）2年以内合格者や卒業後2年以内の浪人生が対象に含まれている →文部科学省の資料の中で、消費税増税分の使途として2020年度から始まる大学無償化の拡充の対象として両者が書かれていないことに気づく →いくら調べても分からないので色々な所にメールで問い合わせをしてみる →メールを送った議員が翌日（！）柴山昌彦文部科学大臣に質問する →大臣「浪人生や高卒認定試験合格者を対象に含めるかは未だ検討中」 (議員の質問と大臣の答弁がされた回の衆院文科委員会の動画 https://www.youtube.com/watch?v=SsXke-Cwt7Y ) (日本学生支援機構により現在行われている給付型奨学金の要件。年収や成績の条件を満たす高認生浪人生が対象に含まれているhttps://www.jasso.go.jp/shogakuk

結婚や配偶者の転勤などで転居を余儀なくされる銀行員を、転居先の地方銀行で雇用する「地銀人材バンク」が始まって4月で3年。利用実績は2月末までに129件にのぼり、昨夏からはシニアの再雇用にも対象を広げた。人材バンクを参考に他業界で同様の制度を創設する動きも広がっている。「まさに即戦力。他の行員の刺激にもなっている」。横浜銀行事務サービス部の石黒友明グループ長は部下の村山美沙副調査役の仕事ぶりを評

日本を代表するCMディレクターの一人、早川和良さん（66）は石川県観光総合プロデューサーの肩書も持つ。制作会社社長を務める傍ら月に1度は石川を訪れ、観光戦略の推進や助言に携わる。活動の原点は金沢の美術大学で過ごした4年間にある。「初めて金沢に来たのは大学生の先輩を訪ねた高校時代の冬。雪がしんしんと降り積もり、入り組んだ路地の奥から三味線の音が聞こえてくる。出身地の名古屋は戦後再整備された街

大分市の女性経営者が主導してきた環境関連ビジネスが今春に始動した。段ボールなどの端材をアクセサリーやバッグなどに加工、販売しており、大分県内の8社や地元デザイナーも商品の製造・開発にかかわる。民間主導の循環的な試みとして浸透を目指す。活動主体は廃棄物処理業の大分エコセンター（大分市、大山直美社長）が設けた「Team事業部」。「The eco-alliance museum」の頭文字を取った造語

国内外の優れた写真作品を紹介する「KYOTOGRAPHIE　京都国際写真祭」が5月13日まで、京都市内の商家や近代建築など15カ所を会場に開かれている。6回目の今年は、世界のいまを直視する写真家や自身を被写体にポップな作風の気鋭ら15人を取り上げた。同展は作家ごとに作品にふさわしい会場を選び、展示するのが持ち味。過去5回の来場者は延べ約38万人といい、京都の春の催しとして定着してきた。今年は「

超小型人工衛星の開発を核に地域活性化を目指す福井工業大学の「ふくいPHOENIX（フェニックス）プロジェクト」が4月から本格的に始動した。宇宙と観光、産業を連動させ、新たな福井県のブランドイメージの「打ち上げ」に挑む。人工衛星の開発と調整役を担う工学部の中城智之教授（地球物理学）に聞いた。――プロジェクトの狙いは何ですか。「若い人が福井で面白い仕事をして、一旗揚げたくなるような夢の種をまくこ

夕張炭鉱の歴史を伝える石炭博物館（北海道夕張市）が4月28日に再開業した。2年ほどかけ全面改装。2006年の財政破綻のきっかけとなったリゾート開発やその後の市民の暮らしにも焦点を当てた。観光振興に力を注ぐ余裕がなかった夕張市は石炭博物館の再開業を皮切りに、インバウンド（訪日客）も含めた本格的な誘客に乗り出す。石炭博物館の本館と模擬坑道は16年度から7億4000万円を投じてリニューアルした。19

エレコムの葉田順治社長（64）は三重県熊野市生まれ。小学5年生のときに兵庫県芦屋市へ移り住んだ。製材所を営む父を熊野に残し、母と兄妹と関西で過ごした。大学を卒業したら経営が思わしくない家業を再建しようと決めた。まずは横浜市の材木問屋に就職して修業したものの、製材所の業績が悪化したため23歳で熊野に戻った。年末年始を除いて休みなく働いた。トンネルの土留め向けの材木を建設会社に売りこみ、1年で

3世代同居の世帯に自治体が住居費などを補助する動きが広がっている。待機児童の解消が課題となるなか、家族内で子育てを担ってもらう狙いもある。ただ、同居率を高める政策の効果には様々な面で検証が必要だ。都道府県別の3世代同居率は山形がトップで北陸の2県が続く。立命館大学の筒井淳也教授は「東北・北陸は夫の親との同居を求める圧力が強く、持ち家も広いことから高くなる」と指摘。0～4歳の子どもが祖父母と同居

■犯罪学者が謎解きで活躍する「火村英生シリーズ」など、多くのミステリー小説を生み出してきた作家の有栖川有栖さん（59）。大阪市で生まれ育ち、地元から離れたことがない。生野区の下町で育った。父親が営む町工場に自宅があった。本棚に文学全集が並ぶような家ではなかったが、シャーロック・ホームズや江戸川乱歩などの推理小説にはまった。小学5年生でわら半紙に書いた「虹色の殺人」が初めての作品。当時、周囲で漫

大分県別府市に本部を置く立命館アジア太平洋大学（APU）は世界90カ国・地域から学生が集まり、言語の学習や異文化の理解を深められる学習環境が特徴だ。今年、ライフネット生命保険創業者の出口治明氏が学長に就き、注目を集める。企業経営の経験を生かした人材育成や地域貢献について聞いた。――現在の目標は。「2000年に開学した比較的若い大学でもあり、国内の認知度の低さが課題。最近では、（英国教育専門誌

■今年度創立50周年を迎えた京都精華大学（京都市左京区）の学長に、西アフリカのマリ共和国出身のウスビ・サコさん（51）が就いて2カ月弱。大学運営に日々心を砕きつつ、将来構想委員会を立ち上げた。自身の専門はコミュニティー論・建築計画。海外出身学長ならではの命題として、様々な国・地域の発展に寄与する大学への道筋を探る。日本で急速な少子化が進む一方、世界の人口は増え、教育環境が整っていない国・地域が

■福井県出身の五輪メダリスト三屋裕子さん（59）はバレーボールの女子日本代表として活躍、現在は複数の企業の社外取締役とともに、女性初の日本バスケットボール協会会長を務めている。スポーツを通じた地方活性化に力を入れ、福井県では今秋の福井国体のアドバイスをしたり、中学・高校で講演会を開いたりしており、毎月のように郷里を訪れている。「これまで福井県をはじめ全国を回って、中学生や高校生にバレーの指導を

刺し身につまとして添えられる黄色い小菊。彩りや飾りとみられがちだが、味わうこともできる。愛知県豊橋市周辺は一大産地で、県の出荷量は全国の9割を占める。ただ近年はプラスチック製品に取って代わられ、出荷量は減少傾向だ。何とか盛り返そうと、生産者は調理法を伝えるなどして「食用」の訴求に努めている。■生産者が食材としての魅力説明「花びらを散らしてご飯にまぜると、鮮やかな色が引き立ちますよ」。4月10日

「日本初上陸」「先行販売」――。福岡の街を歩くと、店頭で時折そんな広告を見かける。静岡や広島などテストマーケティングが盛んな都市はいくつか耳にするが、福岡もその一つだ。多くの企業が福岡で市場調査を行う理由を探った。江戸時代から続くたばこ専門店「たばこプラザおくむら」（福岡市博多区）。店内には世界各地の紙巻きたばこや葉巻が並ぶ。昔ながらの商品が目立つ店だが、実はまだ全国で流通していないたばこも。

■アウトドア用品のモンベル（大阪市）の辰野勇会長（70）は堺市生まれ。実家はすし屋で8人兄弟の末っ子。高校生の時に、オーストリアの登山家、ハインリッヒ・ハラーがスイスのアイガー北壁初登はんを記録した「白い蜘蛛（くも）」に夢中になり、登山家を志した。大学で4年過ごすのは時間がもったいなかった。親に「信州大学を受験しに行く」とうそをつき、友人と2人で冬の西穂高岳に登りに行った。日焼けした顔で「入学

九州観光推進機構（福岡市）は30日、携帯電話の位置情報を元にしたインバウンド（訪日外国人）の動態調査を発表した。それによると九州で宿泊した外国人のうち、民泊を利用した割合は約8.8%になることが分かった。旅館業法の営業許可を得ていない民泊は、観光庁の統計などに含まれず利用実態が把握しにくい。ビッグデータの活用で民泊の推計値を算出する取り組みは珍しい。NTTドコモなどが提供する「モバイル空間統計

■近畿大水上競技部監督の山本貴司さん（39）が生まれ育ったのは大阪市住之江区。近所に商店街のある活気あふれる町だった。3歳半で自宅の前にあったイトマンスイミングスクールに入った。水泳を始めたのはたまたま。僕は一人っ子で、幼稚園に入る前に集団生活に慣れさせようと親が考えた。家の向かいにイトマンスイミングがあり、送り迎えもいらずちょうどよかった。小さい頃から負けず嫌いで、競争と名のつくものはとに

震災後、宮城県気仙沼市では市外からの多くのボランティアや移住者が復興を支えてきた。地元住民は外部人材から刺激を受け、住民同士で議論をする機会が増加。市は街づくりを担う人材を育む取り組みを「まち大学」と銘打ち、学びの場などを提供している。気仙沼魚市場の目の前にある商業施設「海の市」には、会員制のシェアスペース「スクエアシップ」がある。2017年4月に開業し、会員は39人。間仕切りで区切った会議室

和風調味料の久原本家グループ（福岡県久山町）が海外の催事販売に力を入れている。アジアの百貨店に調理スタッフが飛び、会場で商品を生かした料理をつくる。日本の和風だしや調味料で現地の食卓に合ったオリジナル料理も提案。海外で日本食の人気が定着する中、和食の決め手となる「だし」を受け入れる土壌が整ったとみて、海外市場の開拓を本格的に進める。「海外には『だし』の文化がない地域もある。最初はそこから理解し

■石川県野々市市にある農業法人林農産の林浩陽社長（58）は幼稚園や小学校を対象に、稲作体験による学習や食育授業に取り組んでいる。食と命の大切さを伝え続けて20年以上。常に先の世代のことを考えて行動しなければならないとの思いを抱き続けている。「水田のオアシスを200年先にも残したいと考えている。食と命の大切さについて子どもたちに伝えることも重要だ。だが、難しいことを難しい顔でやっていても伝わらな

憂歌団、上田正樹とサウス・トゥ・サウス――。日本の有名なブルースバンドやミュージシャンは関西出身者が目立つ。ブルースを積極的に取り上げるライブハウスや音楽フェスも関西に多いようだ。米国の黒人音楽がこの地に根付いたのはなぜだろうか。音楽関係者に尋ねて回ると「京都の学生文化」「主流派への対抗心」といった背景が見えてきた。5月中旬、大阪府茨木市の音楽バー「時代屋」。憂歌団のボーカル、木村充揮さん（6

◆「なぜ市が丸抱えしなければならないのか」。神戸市の久元喜造市長は1985年から当たり前のように補助金で運営されてきた「神戸国際フルートコンクール」に疑問を持った。国際的に評価の高い大会だったが、市は2017年秋の第9回の開催に際して補助金約5千万円を打ち切った。◆関係者の反発は大きかった。一方でどうすれば存続できるか、との議論も市民や地元経済界で活発になり、17年の大会は多くの市民が参加する音楽

■奈良市の世界遺産、興福寺で5月に行われた中金堂法相柱の開眼供養。散華や読経を行った9人の僧侶のうち、法要の司会役「会奉行（えぶぎょう）」を務めたのは、ドイツ出身のザイレ暁映さん（39）だ。英語やドイツ語だけでなく、場合によっては日本語でお寺の案内、解説や展覧会図録の執筆も行う。普段の生活で自分が外国人だと意識することは少ないが、日本語を始めたのは米国にいた高校時代。授業を取ったことがきっかけ

総務省の経済センサス（2016年）などから算出した人口10万人あたりの語学教室は、事業所数で岐阜県が10.28、愛知県が10.09と中部地域の2県が都道府県の1、2位を占めた。最も少ない秋田県（4.05）の約2.5倍、全国平均（6.87）も大きく上回った。自動車や航空部品などグローバルな事業展開をしている企業が集積する土地柄から高いニーズがあるとみられる。全国の語学教室の動向に詳しい民間語学教

■ダイドードリンコの飲料自動販売機は面白い。関西弁や博多弁、津軽弁などの方言を話し、英語、中国語など外国語も使いこなす。ルーレット付きでは当たりが出るし、無料の貸しビニール傘付きもある。コカ・コーラやサントリーなどの巨大企業に関西のお笑い文化を生かして挑む。ダイドーグループホールディングス（HD）社長の高松富也さん（42）は「真剣にオモロイことを考えよう」と社内に呼び掛ける。新しいアイデアが浮

鹿児島県の自治体が、大学や金融機関などとの連携を通じた地域創生の取り組みを加速している。大崎町は「ゴミリサイクル」、肝付町は「宇宙」などそれぞれの町の特徴に焦点を当て、外からの目を通して地域の強みを再構築する。人口減少や高齢化など日本社会の課題が先行して顕在化する地域で、解決に向けた動きを探った。「ゴミ分別の知恵を共有するアプリを開発します」「量り売りの仕組みを通じて捨てない容器を開発しよう」

山梨県は宝飾品（ジュエリー）の出荷額が日本一だ。だがバブル崩壊やリーマン・ショックで売り上げは激減し、今後も少子化で市場の縮小は避けられない。そんな厳しい状況を打開しようと、県内の企業や業界団体が動き始めた。カギは「中国」と「ネット戦略」だ。4月、甲府市で開かれたジュエリーフェア。中国の上海から来た徐●（おんなへんに捷のつくり）さんは「日本のジュエリーは安くて魅力がある。きょうは200万円分買

■関西のテレビ・ラジオ界の大御所、浜村淳さん（83）。歯切れの良い独特の語り口で司会、タレント、パーソナリティーとして活躍してきた。冠ラジオ番組の「ありがとう浜村淳です」は4月で45年目に入った。1974年から毎日出演している「ありがとう」は45年目になった。自分でも「いつまでやっとんねん」とお恥ずかしい限り。毎朝4時50分に起きてスタジオには6時に入る。放送までの2時間、新聞や雑誌などを読ん

房総半島の里山の風景に溶け込むように走るいすみ鉄道（千葉県大多喜町）。公募で社長に就いて9年間、廃線寸前だったローカル線の立て直しに尽力した鳥塚亮さん（58）が先月退任した。生まれ育ちは東京だが、千葉県勝浦市の祖母のもとに足しげく遊びに来るうちに鉄道ファンになり、房総にも愛着をもつようになった。外資系航空会社に勤めていた時、いすみ鉄道の経営危機を知り、転身を決断した。車体にムーミンのステッカ

日本一長い商店街で有名な大阪・天神橋筋商店街。全長2.6キロメートルの長さもさることながら、歩いて実感できるもう一つの特徴が空き店舗の少なさだ。客の出入りが絶えない串カツ屋や古本屋さん。見渡す限り、シャッター店舗が見当たらない。商店街というと、大型店との競合やネット通販の台頭で不況に苦しんでいる印象が強い。にぎわいを見せる天神橋筋商店街の理由を取材した。天神橋筋商店街のにぎわいは数字に表れる。

福岡パルコ（福岡市）が好調だ。月間の売上高が21カ月連続で前年同月を上回り、客数も全国のパルコの中でトップを維持する。モノを売るテナントにこだわらず、集客効果を見込んだ新たな取り組みが実を結びつつある。今後の商業施設はどう変わっていくのか。西野光昭店長に聞いた。――入館客数が伸びて好調を維持しています。「手探りで仕掛けた地道な取り組みが効果を上げてきた。目立つのは昨年入居したシェアオフィス『

■1人の女性が生涯に産む子供の推計数「合計特殊出生率」の回復が足踏みしている。広島市の民間シンクタンク、中国地域創造研究センターの柴田浩喜主席研究員（57、広島大学大学院客員教授）は、少子化に悩む自治体の依頼を受け、出生率の地域差を生む要因を「見える化」することに取り組んでいる。「中国地方は中小の工業都市が多く、女性が働きやすいサービス業が弱い。若い女性が転出しているところが大半です。転出して

東京都心のシェアサイクルが快走している。都内各区と共同で運用しているドコモ・バイクシェアによると、2017年度の利用は410万回と2年連続でほぼ倍増した。16年2月に千代田、中央、港、江東の4区内ならどのポートでも貸し出しや返却ができる広域連携がスタート。16年10月に新宿区、17年1月に文京区、10月に渋谷区が加わるなど利用範囲が計9区に拡大したことが押し上げている。特に多いのが平日朝晩の通

住宅宿泊事業法（民泊新法）が施行され、15日で1カ月。記者が実際に民泊に泊まってみた。安いと思い込んでいたものの、「1泊2日で1万2千円」というワンルームに泊まる羽目に。法施行をにらみ、仲介最大手の米エアビーアンドビーが現行ルールの許認可などがない施設の予約を取り消した「エアビーショック」が発生。新法に沿って登録した施設は競合がまだ少なく、値上がりが目立つ。人気エリア、1.5～2倍に値上がり

冷たい食べ物が恋しい季節。総務省の家計調査によりアイスクリーム・シャーベットの年間の世帯支出額（2015～17年平均）を全国の都道府県庁所在地で比べると、トップは金沢市の1万1324円で全国平均を2千円超上回る。金沢が首位になった年は11年以降で5回。残る2回は富山だ。なぜ北陸はアイスへの支出が多いのか。まず、北陸が総じて甘党が多い土地柄という点が挙げられる。金沢は和生菓子やケーキ、富山はプリ

神奈川県藤沢市の鵠沼海岸に、デイサービスの利用者が有償ボランティアで作った料理をお昼に提供するカフェ&レストラン「かめキッチン」がオープンした。7月のある日のメニューは「なすとピーマンのみそいため」「グリーンサラダ」「ぬか漬け」など。利用者10人が職員らと約1時間、キッチンに立った。「トマトはどう並べる？」「もやしは使わないの？」野菜をきれいに並べ、フライパンで豚肉に手際よく火を通す。和気

「大型の搬送装置に関わる仕事を、一から十まで対応できる会社は全国的にみてもそうはないはずだ」。ルネッサ（福井県坂井市）の青木皇社長はこう胸を張る。実際、ルネッサは大手企業の工場の生産ラインに設置する自動搬送装置についてレイアウトの提案から機械設計、電気制御、製造までを一貫して手掛けている。現在のビジネスの中心は医薬・医療機器メーカーや食品メーカー向けの搬送装置。売上高の約70%を占めている。薬

ちまたで話題の教育法「ほめて伸ばす」を、5年前から自動車教習の現場で実践している。生徒の運転する車が緩やかなカーブを抜けると指導員が「すごい！　きれいに通るやん！」。坂道発進をミスなくできれば「ええ感じ！」。ハンドル操作が難しいS字カーブで脱輪。さすがにこれは……のシーンでも「ちゃんと止められた。感覚はつかんどる」。生徒がほっとする。■生徒数V字回復「ほめる」の上を行く「ほめちぎる教習」は

6月、九州各県は大幅減便を伴う今春のダイヤ改正を巡りJR九州とつばぜり合いをしていた。同じ頃、海の向こうの中国・上海ではその両者が手を取り合い、訪日客誘致に取り組んでいた。6月は、県などの上海駐在員が集まる「チーム九州」が独自に設定する「九州マンス（月間）」。国内のあつれきはどこ吹く風。海外には共通の目標に向けた力強いスクラムがあった。名産品で「ランチバトル」福岡のゴボウ天うどん、長崎ちゃんぽ

全国で急増する訪日客。中でも顕著なのが九州・沖縄だ。クルーズ船の寄港回数は博多港、長崎港、那覇港と国内上位3港を独占。「近さ」に魅力を

九州の玄関口、福岡空港。到着して「まずは腹ごしらえ」と繁華街の天神を目指そうと地下鉄に乗ると、11分で着く。福岡を訪れた旅行者や会社員がまず驚くのは、アクセスの良さだろう。2017年「世界の都市総合力ランキング」（森記念財団都市戦略研究所）では同部門で44都市中4位と、世界でも指折り。なぜ福岡空港はこんなにも都心部に近接しているのか、歴史をたどった。「また飛行機が来た！」「こっちは飛ぶ準備して

▼障害者支援施設「津久井やまゆり園」（相模原市）で19人が刺殺され、27人が負傷した事件から2年。「障害者は生きる価値がない」とした被告の身勝手な動機は、社会に強い衝撃と不安を与えた。▼神奈川県は事件後「障害者の社会参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除する」などとした「ともに生きる社会かながわ憲章」を策定。「共生社会」の実現に向け強い意志を示した。障害者差別解消法が2016年に施行され

東京都内でも問題になっている空き家、空き店舗の活用ビジネスをベンチャー企業（VB）が相次ぎ手掛けている。改装に必要な資金を調達しやすくなったほか、空き家解消を目指す自治体の制度が充実してきていることも参入を後押ししている。宿泊施設運営のCARAVAN JAPAN（大島町）は、2017年1月に会社を設立、同6月に伊豆大島の旧旅館の空き店舗を改装してゲストハウスを開業した。18年4月には港区六本木

学校の閉鎖が止まらない。少子化が続く中、年間の廃校は全国で約500に上る。宿泊にイベントにと跡地活用の動きは広がるが、「人がいない場所でビジネスになるのか」――。持続的な収益モデルを確立し地域に恩恵をもたらす例はまだわずか。国の所管もあいまいで、司令塔は不在だ。こうした中、九州では廃校ビジネスを経験した企業が「サミット」を発足。全国の地域が直面する課題に一石を投じようとしている。廃校後、息を吹

■まちづくり会社、末広開発（富山県高岡市）の社長を務める菅野克志さん（52）は、高岡ガス（高岡市）でトップを務める傍ら、先祖が住んだ高岡市の活性化に取り組む。歴史ある高岡のまちに新しい風を呼び込もうと奔走している。「父が転勤族で私が生まれたのは兵庫県西宮市だが、祖父の代までは高岡に住んできた。北陸銀行に就職し、大阪府や北海道での勤務を経て『ふるさと』である高岡に戻ってきた。高岡商工会議所青年部

高級ブランドの靴も量産タイプの靴も木材を削る職人がいて世に出る。人の足をかたどる靴の原型「木型（きがた）」を製作する木型師と呼ばれる。全国で数十人に減ったとされるが婦人靴の神戸レザークロス（神戸市）は5人が在籍。ミリ単位で調整する技術力は靴生産の足元を支え充実した人員を背景にオーダーメードブランドに挑む。本社2階のわずか15平方メートルほどの作業スペースは、窓から明るい日差しが差し込む。数人の

大阪・船場の綿業会館は重厚な石造りの外観。歴史と風格を感じさせるが、現代のオフィス街にもとけ込む素朴なたたずまいだ。三休橋筋沿いの玄関も装飾を抑え、落ち着いた印象を与える。だが扉を開けて内へ入ると一気に視野が開け、豪勢な内装に圧倒される。頭上のシャンデリアが玄関ホールの広い空間を照らし出す。大理石を敷き詰めた床、眼前にそびえる左右対称の石段。整った石造アーチから廊下へと導かれる。荘厳さの中に調

■11月に開館15周年を迎える山口情報芸術センター（ワイカム）は、国内に2つしかない「情報芸術」の常設展示場の1つだ。ネットや映像、ITを駆使した先端アートを一般向けに説明する同館の「パブリシスト」、青柳桃子さん（30）は、同センターが山口の文化発信拠点にもなりうると説く。「生まれは新潟で、パブリシストになるまで山口のことはまったく知らなかった。キュレーターを目指してギャラリーで実地研修をして

福岡で、IT（情報技術）のスキルを身につけた母親が活躍しやすくするための環境整備が進んでいる。チームで分担しながらウェブデザインの仕事を受注したり、プログラマーの母親の子供を社内で預かったり。ITを中心に起業が盛んな福岡。関連業界の人手不足が叫ばれるなか「ITママ」は貴重な働き手で、母親ならではの視点も強みになっている。福岡市を拠点に活動する「ママグロースハッカーズ」は、顧客企業のウェブマーケ

商品は素晴らしい。だが、それが消費者に伝わらず販売が低迷している。こうした悩みを抱える零細・中小企業の扱う商品にパッケージデザインを提案し、見違えるほどのヒット商品に生まれ変わらせるのが包装の企画・制作を手掛けるパッケージ松浦（徳島市）だ。4年前、松浦陽司社長のもとに面識のない女性から電話があった。相手は徳島県鳴門市の北灘婦人会の松本隆子会長。同会が中心になった「北灘生活交流協議会」で30年近

「朝日山」や「久保田」などの日本酒の蔵元として知られる朝日酒造（新潟県長岡市）は、「品質第一」の姿勢を貫き、商品開発や醸造技術の革新に挑んできた。「久保田」を発売したのは1985年。日本酒市場は最盛期を迎えていたが、4代目社長の平澤亨氏は安売り競争に巻き込まれるのを危惧。「価格より品質を求める客に向けた商品を育てよう」と新しいブランドを立ち上げることを決断した。久保田は、首都圏での販路開拓を

空き家問題が全国的に深刻さを増す中、NPO法人の尾道空き家再生プロジェクト（豊田雅子代表理事）が着実に成果をあげている。NPO化して10年で広島県尾道市の約100軒の空き家を再生。昨年は移住者の子が15人生まれ、街のにぎわいも増している。マッチングの秘訣は空き家のデメリットを隠さず伝え、必要としている人に的確に情報を届けることだ。「空き家ツアーを催すなどして家探しのハードルを下げている。この地

とんち話で知られる一休さん。その一休禅師を開祖とする大徳寺真珠庵（あん）の襖（ふすま）絵に、漫画家の北見けんいちら6氏が挑んだ。真珠庵で9月1日から12月16日まで特別公開する。くつろぐ現代人や戦闘機なども交じる絵柄で、古刹らしからぬ異色ぶり。これも権威に背を向ける一休ゆずりの反骨精神か。南の島、夕日が海に沈むころ。バンド演奏に合わせて歌う僧侶。輪になって踊る人々。杯を傾ける男、おしゃべりに夢

創業70年余りにもかかわらず、社員の平均年齢が31.5歳。約10年で平均年齢61歳の老舗企業を若返らせたのは、元グラフィックデザイナーの4代目。つくだ煮製造販売の佐藤徳太郎商店（秋田県潟上市）が新商品を生み出すなど変革できたのは、3代目の死去や東日本大震災に伴う工場被災など危機を乗り越えたからだった。のしいかの次に3色の甘納豆を大鍋に入れ、甘く炊き上げる。炊き上げたつくだ煮は扇風機で風を送りな

「自産自消のできる社会へ」をキャッチフレーズに日本の農業の再生に挑むマイファーム（京都市）社長の西辻一真さん（36）。全国100カ所以上の体験農園、農業スクール、農地検索サイトなどの事業を手掛けるが、自分の「原点は福井にある」と公言する。「世の中の人みんなが『野菜作りが好き』『農業が好き』と言える社会にしたいというのが僕の目標。この思いには生まれ育った福井県三国町（現坂井市）の環境が大きく影

第100回記念大会で盛り上がった全国高校野球選手権。舞台の阪神甲子園球場まで行く途中、"園"がつく地名の多さに気づく人もいるだろう。甲子園のほかにも阪神線には香櫨（こうろ）園、阪急線には甲陽園、苦楽園、甲東園――。実際、甲子園がある兵庫県西宮市エリアには7つある園を総称し、「西宮七園」との呼び名もある。国語辞書で「行楽用の庭」や「畑」を意味する園がつく地名がなぜこんなに多いのか。まずは知名度が

「食い倒れ」と呼ばれ食文化が豊かな大阪。定食屋や居酒屋の数も多い。夏休みで東京に帰省し、大阪に戻ってなじみのお店で頼んだ日替わり定食に違和感を覚えた。「味噌汁の配膳の位置が東京と違う！」。東京では右手前（ご飯の右隣）に置くことが多いが、大阪では左奥（ご飯の上）に配膳されていたのだ。なぜ東西で違うのだろうか。大阪市大正区にある定食屋「米やのめしや」を訪ねてみた。トンカツ定食やてんぷら定食……。同

◆徳島県中央部に位置する典型的な日本の中山間地域、神山町。古民家が山の斜面に点在する同町で4月に始まった「お家長生きプロジェクト」が新しい空き家対策として注目を集めている。「臓器提供ドナー制度の住宅版を目指す」。同町移住交流支援センターの伊藤友宏さんは解説する。◆神山町が光ファイバー網を整備し、IT（情報技術）企業のサテライトオフィス誘致を本格的に始めて約10年。ITとアートのイメージが定着し、若

■漫才の台本作家は多いが、「落語作家」と称する人は数少ない。小佐田定雄さん（66）は専業落語作家の第一人者だ。1977年に桂枝雀のために新作落語を書いたのを手始めに、桂米朝一門を中心に落語の新作や改作を手掛けてきた。これまでに書き下ろした新作は250席を超える。「題名のない番組」、通称「題なし」は、桂米朝師匠と作家の小松左京氏によるラジオ大阪の番組。中学生の私は番組の投稿者の「常連」でした。そ

高知県西部の三原村で特産のどぶろく新酒の出荷が今年も始まった。2004年にどぶろく特区となって村の知名度向上につなげ、その後も新機軸を打ち出す。村内で継続して新しい特産品を生み出す機運も醸成する。今月15日、同村の農業構造改善センターで、土佐三原どぶろく合同会社が主催する「新酒祭」が初めて開かれた。200人近い参加者が、村内の7農家が特産のコシヒカリ「みはら米」を原料に製造した新酒の味わいの違

ほんのり透けた紙の前で鉛筆を片手に黙々と手を動かす。細い線から太い線まで濃淡をつけながら描くと美しい草花が現れた。京友禅など着物の柄を手描きで表現するのが「図案家」と呼ばれる職人だ。京友禅の老舗、千總（ちそう、京都市）は図案家を自社で抱える数少ない企業。図案家は創業から460年以上になるものづくりを支える。京都市の本社の一室は静けさに包まれていた。図案家は黙々と鉛筆を動かし、時折立ち上がっては

大学公認で学生ベンチャーを創出・育成する部活動「九州大学起業部」の発足からもうすぐ1年半。第1号企業も誕生し、ベンチャー数で全国首位の東京大学を追う。顧問として部を率いるのが九大准教授で自らも起業家の熊野正樹（45）。「学生たちがかつての自分に重なる。だからこそ背中を押してあげたい」。重ねてきた失敗や後悔を糧に、後進の指導にあたる。「配線のコードを1枚のフィルムにまとめられる技術が大学にある」

サーフィンの街として知られる千葉県一宮町が活気づいている。サーファーらの移住が増え、転入が転出を上回る社会増が続く。2020年東京五輪の競技会場となり、観光施設や飲食店の開業も相次ぐ。ただ、外国人観光客の受け入れに不安があるほか、移住者らの活力を地域活性化につなげる取り組みは始まったばかりだ。一宮町の現状と課題を追った。一宮町の玄関口となるJR外房線の上総一ノ宮駅は東京都心まで特急で60分、道

年末に向けて地方分権改革の折衝が佳境に入っている。自治体が規制緩和や権限委譲を提案して国が対応を検討する提案募集方式は5年目。自治体の提案件数は319件と2年連続の微増にとどまる。900件を超えていた1年目に比べると伸び悩みは否めない。調整役の内閣府地方分権改革推進室は過去の事例を紹介して自治体に新たな提案を呼びかけるが「いまだ提案の乏しい自治体もある」（同室）。積極性にバラツキがあるのが実際だ

■「おもしろおかしく」を社是に掲げる分析・計測機器大手の堀場製作所。会長兼グループ最高経営責任者（CEO）の堀場厚さん（70）は生粋の京都人だ。学生ベンチャーの草分けと称された父・雅夫氏が創業した同社を引き継ぎ、買収戦略などでグローバル企業に成長させた。幼少期の将来の夢は「市電の運転士」だったという。京都帝国大の学生だった父は1945年10月、京都市の烏丸五条の町家で「堀場無線研究所」を創業

病院ではなく、公民館や飲食店、産直市など住民に身近な場所で働く看護師「コミュニティーナース」。島根県雲南市に拠点を置くCommunity Nurse Company（コミュニティナースカンパニー）代表の矢田明子は、高齢化先進地である同市での活動実績をもとに、全国にコミュニティーナースを広げる事業に取り組んでいる。コミュニティーナースは住民と何気ない会話をしたり、健康相談を受けたりして、地域の病

長野県教育委員会が全公立小中学校を対象に、業務に追われる教員の働き方を改革して質の高い教育を目指す基本方針を打ち出して11月で1年。部活動指導員の配置、タイムカードなどによる勤務時間管理、留守番電話の活用などが次第に進んで、時間外勤務の一部削減につながっている。一方で保護者の理解を深める点など、課題も残る。県教委は2017年11月、全公立小中学校で業務の削減や分業化、効率化などを進め、教員の時

福井県中部の鯖江市、越前市、越前町で、大規模な工場見学イベント「RENEW」が開催された。眼鏡、漆器、繊維など7産業の85の企業・工房が工場見学やワークショップを実施し、約3万8000人が参加した。同地区の「ものづくり力」の高さを全国に発信すると同時に、若い人材の確保や地域の観光振興につなげる狙いも込められている。10月19～21日の3日間、鯖江市、越前市、越前町の郊外に若いカップルや家族連れ

首都圏の「田舎」を移住先や活動場所に選ぶ若者が目立ってきた。自然豊かで、都市部に移動しやすい首都圏内ならではの特性が魅力となっている。シェアオフィスが整備されてきたことも軽やかな行動を後押しする。東京一極集中で人口流出に悩む自治体も移住を検討する若者に熱い視線を送っている。東京都三鷹市から埼玉県秩父地域の横瀬町に移住した青木翔子さん（29）は昨年、武甲山の登山口近くでカフェを開業した。登山客向

◆安倍晋三首相が「70歳までの就業機会を確保する」と表明した。人手不足を緩和し、年金制度改革につなげる目的がある。長く現役でいられることは良いことだろうが、一方で2025年には認知症の人が最大で730万人、高齢者のほぼ5人に1人に増えるという推計もある。「人生100年時代」も楽ではない。◆認知症の夫と暮らす家族の姿を描いた中島京子さんの小説「長いお別れ」で、外出して夕方になっても帰ってこない夫を、

日本経済新聞社は8日、女性の活躍をテーマに「日経ウーマノミクス・シンポジウム2018」を東京・大手町の日経ホールで開いた。東京都の小池百合子知事や北海道の高橋はるみ知事、昭和女子大の坂東真理子理事長が登壇。女性のリーダーシップについて議論した。小池知事はトップの仕事として「職員の士気を高めることは重要」と指摘した。都庁でペーパーレス化を進めるほか、都全体でテレワークを推進していることなども例に

訪日外国人（インバウンド）の関心も高い関西の食。いにしえより歴史を積み重ねてきた関西の食文化は奥行きが深く、様々な逸話に彩られています。大阪、神戸、京都など個性的な都市で、あるいは山で、海辺で、地域に根ざして歩む関西の食の話を随時連載します。「オリバー」に「プリンセス」、「ブラザー」に「ばら」……。こんなに並ぶと、なんかうきうき。これらはみな神戸のソースだ。洋食店やお好み焼き店が多い港町の神

■「クレパス」「クーピーペンシル」などを主力商品とする文具メーカー、サクラクレパス（大阪市）。会長の西村貞一さん（73）は30年余り社長を務め、アジアや欧州への進出で同社を大きく成長させた。大阪府茨木市で生まれ育った。子供のときに川で魚を捕って遊んだことをよく覚えている。大学進学のため上京し、卒業後は関西に戻った。経験を積もうとコクヨに入社した。いずれはサクラクレパスの社長職を父（西村俊一氏）か

福井県には市場規模は「ニッチ」だが、そこで高いシェアを握る企業が少なくない。その1つが繊維強化プラスチック（FRP）加工を手掛けるナック・ケイ・エス（福井市）だ。道路に取り付けるカーブミラーの国内シェアが自社ブランドだけで約50%、OEM（相手先ブランドによる生産）供給を含めれば約60%に達する。「今日、電話を頂いたら、今日中に届けられる体制になっている。文具でいうところのアスクルのようなサー

大阪・道頓堀にひしめく飲食店や物販店の立体看板。目立ってなんぼの大阪人の心意気をコテコテに体現し、国内外の観光客を関西に引き寄せるのに一役買う。こうした立体看板を数多く制作するのが大阪府八尾市の専門メーカー、ポップ工芸だ。外環状線に面した工場を訪ねると、見上げるような大きさの発泡スチロールの塊が鎮座していた。大型冷蔵庫2つ分ほどもあるだろうか。まずは熱したニクロム線で塊のあちこちを切り取る。

大阪や京都の繁華街では「創業○年」と掲げた看板が目につく。都を中心に発展した近畿に老舗と呼ばれる企業や店舗が多いのは理解できるが、創業の歴史をどうやって証明しているのだろうか。度重なる災害などで資料が散失していないのか？調べてみると、先祖から受け継いだ文書だけでなく、様々な方法で裏付けていることが分かった。「創業時資料ない」まず、578年創業で「日本最古の会社」とされる寺社建築の金剛組（大阪市

◆同じ商品なのにシールが貼ってあると30円高い。だが、消費者はあえて高い方を手に取る。吉野川北岸の徳島県阿波市で2017年に始まった「うちの子もよその子もまちのたから」運動だ。30円は地域の子育て支援に寄付される。消費者が「少しいいことをした気分」になると評判になり、協力店が一気に広がった。◆寄付はあっという間に40万円以上集まり、地域で育児や介護を助け合うファミリーサポートセンター事業の料金を同

■関西で高い人気を誇るタウン誌「ミーツ・リージョナル」（京阪神エルマガジン社）の創刊に関わった元編集長、江弘毅さん（60）。大阪を拠点に様々な書籍を編集する傍ら、エッセー「街場の大阪論」など関西の文化を「街」の視点から語る文章は多くの読者から支持を得ている。岸和田の商店街にある洋装店の家に生まれた。大学で神戸に出るまで、だんじり祭を中心に1年が回る岸和田の暦で育った。岸和田は一言で言えばいろ

かつて造船業で栄えた大阪市住之江区北加賀屋で、アート関連施設の開設が加速している。今秋に美術家の森村泰昌の個人美術館と、解散した劇団「維新派」の資料室が誕生し、非公開の施設を含めると大小計40ほどになった。アーティストが地区の建物の外壁に描いた壁画も評判で、アートの街として定着してきた。森村の初の個人美術館「モリムラ@ミュージアム」（M@M）は11月3日、北加賀屋にある築40年の2階建て元家具

未上場で成長を続けるスタートアップ企業は東京を中心に増加しているが、関西も負けてはいない。伝統的に強いものづくりや急増する訪日客向けのビジネスでキラリと光るスタートアップが関西には多い。日本経済新聞大阪本社は2018年、こうしたスタートアップ企業の報道に重点的に取り組んだ。1～11月に朝刊関西経済面および大阪本社発行の夕刊1面で取り上げたスタートアップ企業は約80社に上った。このうち電子版でのア

2018年、日経大阪のスタートアップ（SU）企業報道を中心的に担ってきた大阪経済部の黒田弁慶（28）、土橋美沙（25）、京都支社の赤間建哉（26）の若手記者3人が、関西のSUを巡る現状や今後の課題について語り合った。大企業との近さ生かせ　赤間建哉黒田　近畿経済産業局の集計によると、開業率は関西が地域別のトップだった。大阪市のオフィス賃料は東京23区の6割程度で済む。「にしなかバレー」などの集積

関西で通年営業する屋内スケート場の建設が2カ所で進んでいる。京都府が推進する京都アイスアリーナ（仮称、京都府宇治市）と、関西国際空港の対岸の関空アイスアリーナ（大阪府泉佐野市）だ。いずれも2019年開業を目指している。聞けばスケート場が同じ地域で2カ所新設されるのは最近では全国でも珍しいという。「寒冷地でもない関西でなぜ」「採算は大丈夫か」。疑問点が次々と湧いたので取材した。「京都府は通年営業

自動車メーカーの部品工場が多く集まる群馬県。県民の移動手段もマイカー頼みだ。群馬県警の集計によると県民の運転免許保有率は2018年10月末時点で71.61%。1969年から都道府県別で首位を守っているという。男女別でも男性が77%で3位、女性は66%で1位を占める。群馬では1人あたりの自動車の保有台数も多い。17年3月末の車両保有台数は約179万台。免許保有者1人当たりの車両保有台数は約1.3

■1896年創業のグンゼの発祥地は京都府綾部市。2017年から社長を務める広地厚さん（58）は大阪府出身で、商品企画の仕事に就こうと地元の繊維メーカーであるグンゼに入社した。子供のころは、クラボウで働いていた父の転勤に伴い引っ越しを繰り返した。岡山大学法文学部に入り、卒業したら商品企画に携わりたいと考えていた。思い浮かんだのは繊維業界。トレンドや消費者の視点を取りいれたものをつくる仕事に憧れ

■2004年の福井豪雨をきっかけに始まった福井県鯖江市の河和田アートキャンプ。毎年8～9月に全国から大学生が集まり、寝食を共にしながら芸術を中心に農業、教育などの専攻分野と地域課題を結びつけた企画に臨む。立ち上げたのは応用芸術研究所（同市）の所長で、12年3月まで京都精華大学の特任准教授だった片木孝治さん（48）だ。「そもそもは、京都で環境啓発活動をしていたことがきっかけになっている。そんな

JR西日本は北陸3県の自然や歴史、グルメ、人物などをまとめて紹介する観光雑誌を19日に全国で発売する。北陸新幹線の車内で無料配布している月刊情報誌「西Navi北陸」のコンテンツを再編集して1冊の本に仕上げた。北陸を初訪問する観光客やリピーターに売り込む。タイトルは「何

酒販店の酒乃店はやし（福井県越前市）は酒蔵や海外のレストランと連携して輸出を拡大させる。ワインのようにソムリエが料理との相性を考えて提供し、付加価値を打ち出す。温度の変化による劣化を防ぐため、最終消費者まで品質管理を徹底する体制の構築も目指す。アジアを中心にイベントを重ね、まずは輸出額で1億円程度の実績を達成したい考えだ。10月14日、シンガポールのリゾートホテル「マリーナベイ・サンズ」で立食

福井商工会議所（福井市）は小売業を除く会員企業の従業員に、スーパーや百貨店の元日休業について考えを調査したところ、57.6%が休業でよいと回答したと発表した。三が日は休日でよいは15.8%、三が日は短縮営業でよいは17.8%で、通常通りの営業を望むのは8.8%にとどまる結果となった。小売業を除く会員企業43社の従業員500人からの回答結果を集約した。福井商議所によると小売業か

近畿経済産業局や自治体、起業支援組織などでつくる「関西ベンチャーサポーターズ会議」は29日、福井県を含む2府5県のスタートアップ企業を中心とした1075社のリストを公表した。経済団体などから関西の有望な企業の実態を知りたいという要望があり、各地域の支援機関などから提供された企業情報をとりまとめた。リストは府県、政令市のほか、民間でスタートアップ企業を支援している大阪イノベーションハブ、京都リサ

眼鏡企画・販売のボストンクラブ（福井県鯖江市）は眼鏡フレームの最高級グレードを発売し、高付加価値品中心の戦略を加速する。「カーボン西陣織」「京銘竹」など京都にちなむ素材を活用し、価格は10万円超に設定した。安価な製品を中心に海外勢の攻勢が著しいなか、鯖江の企業は高額品や高機能製品に力を入れており、今回の試みはその象徴的な動きだ。これまで販売していた高級ブランド「JAPONISM」の中に、新たに

女性を活用したマーケティング支援を手掛けるウーマンスタイル（金沢市）は、発酵食に関する知識や料理法を本格的に学べる動画の配信事業を始める。テキストで基本を学ぶ従来の「速習コース」に比べ、大幅に深い知識が得られる内容を動画で提供する。健康志向の高まりに対応し、受講者の拡大につなげる。2019年1月から、同社が手掛ける「発酵食大学」の講座をネットで配信する。内容は金沢、東

介護施設運営のポラリス（兵庫県宝塚市）は自立支援特化型の通所介護施設を金沢市内で開業した。比較的軽度な「要支援」の高齢者を対象に、歩行などの生活動作を取り戻すためのトレーニングを実施する。リハビリを通じて高齢者が介護保険を使わずに生活できるように後押しする。同社は関西を中心に全国でデイサー

医薬品製造受託の前田薬品工業（富山市）は6日、富山県立山町で建設中の美容と健康をテーマにしたリゾート施設「Healthian-wood（ヘルジアン・ウッド）」を2019年5月に開業すると発表した。約100種類を栽培する日本最大級のハーブ園などで国内外から集客し、地域活性化を目指す。約4万平方メートルの敷地にラベンダーや日本古来の和ハーブなどのハーブ園を整備し、1期工事ではアロマ工房、レストラン

石川県加賀市はNPO法人と連携し、来春に子ども向けのプログラミング学習拠点を設置する。学校内での教育にとどまらず、校外でプログラミングなど新たなテクノロジーに触れる機会を提供して、知識やスキルの向上を促す狙いだ。開設、運営に必要な資金はふるさと納税制度を活用して、1000万円を目標に趣旨に賛同する支援者を全国から募る。加賀市が開設するのは米国ボストン発祥の「コンピュータクラブハウス」と呼ばれる

旅行業界紙の旅行新聞新社（東京・千代田）は11日、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の2019年版を発表した。毎年上位に入っている和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」（石川県七尾市）は、前回に続き2年連続で総合1位に選ばれた。同調査は全

北陸新幹線の開業後、国内屈指の観光地として存在感を高める金沢市。情報誌は数多いが、地元の情報や話題をふんだんに盛り込みながら、あえて手帳として販売しているのが橋本確文堂（金沢市）の「金沢手帖（ちょう）」だ。「毎日使うことで365日金沢を身近に感じてほしい」。1冊200ページ余りには、こんな思いが込められている。□　　　□金沢手帖は手帳と地域情報を組み合わせた、いわゆる「ご当地手帳」だ。2013

業務用制服のネット販売大手、ユニフォームネクストは17日、福井市郊外に完成した新社屋に本社を移転し、業務を始めた。旧本社と鯖江市に分かれていた在庫の保管機能を2019年1月に集約する。これまでの約3倍の配送スペースを持ち、配送や刺しゅうといった加工の効率化を狙う。新社屋は2階建てで延べ床面積が約7800平方メートル。1階が配送スペースで、2階にオフィスやコールセンター、加工室が入る。土地を含め

新電力事業や再生エネルギーの発電を手掛けるAOIホールディングス（HD、福井市）グループの自動車学校「AOIドライビングスクール」は、ドローン講習が受けられるコースを新設したと発表した。あらゆる産業でドローンの需要が高まっていることや少子化による受講者数の減少に対応する。同校が福井市内に持つ自動車学校内に「AOIドローンスクール」として設置した。ドローン検定協会（佐賀県鳥栖市）が認定する3級の

かつて若狭（福井県）から京都まで海産物を運んだ「鯖（サバ）街道」。起点として栄えた福井県小浜市で、福井県立大学がサバ養殖の事業化を目指す「鯖、復活プロジェクト」の一翼を担う。冬場の荒れる日本海を舞台に海洋生物資源学部の教授陣を中心に人工知能（AI）を活用し、地元漁師などとともに新産業に育て観光の目玉にする取り組みが進む。棚田や灯台岬に囲まれた小浜市田烏地区の釣姫（つるべ）漁港。海面に浮かぶ9基

福井銀行は20日、人事コンサルティングのあしたのチーム（東京・中央）が手掛ける人事評価サービスの拡販で同社と提携したと発表した。人手不足を背景に、人材の確保や定着を成長の課題に挙げる福井銀の顧客企業が増えていることに対応する。主にスタートアップや中小の老舗企業への導入を見込んでいる。提案するサービスは、国内外2千社への導入実績がある「ゼッタイ！評価」だ。一般的に仕事ができるとされる人の行動特性

北陸3県に本社を置く企業のメインバンクのシェアは北陸銀行が26.3%でトップ、2位が19.4%の北国銀行だった。帝国データバンクが21日、発表した。15.0%で3位だった福井銀と合わせ、上位3行でシェアは6割を超えた。トップ2行は昨年からシェアを拡大したが、3位以下では5位の富山第一銀行

繊維強化プラスチック（FRP）加工のナック・ケイ・エス（福井市）は組み立て式の幼稚園・保育園向けプール事業を本格化する。2018年に実験的に事業を開始、19年は18年の約10倍の50基の受注を狙う。政府が待機児童解消に動くなか、特に都市部で土地を有効利用できる組み立て式の需要が増えると判断した。同社はFRP技術でニッチ分野を開拓、今回の事業を経営の柱の1つに育てる。販売するプールは縦1.8～3

右手の親指でクルクルとフィルムを巻き上げ、シャッターボタンを押すだけで撮影できる手軽さときれいな仕上がりで一躍ヒット商品となった。デジタルカメラもスマートフォンもない時代、旅行やデートには欠かせない相棒だった。ルーズソックス姿の女子高生たちはカバンの中に忍ばせ、学校やカラオケボックスなどで撮っては焼き増しして思い出を共有した。名前の由来は「発売した1980年代に流行した『ルンルン気分』」と富士フイルム

夫の「hiro」が50歳で亡くなって一週間余り。張り詰めた糸が切れたような日々のなか、「Kao」（45）はふと思い出した。「そういえばインターネットにブログを書いていたな」。スマートフォンを手に取り、覚えていたブログのタイトルを打ち込んで検索ボタンを押した。hiroは生まれも育ちもだんじり祭の街、大阪府岸和田市。友人に誘われて祭見物に行ったKaoにhiroが声をかけ、3年の交際を経て1999年

京都大は27日、医学部の学生向けのイベントとして、ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑特別教授や山中伸弥教授らによる座談会を開いた。本庶氏は「自身の限界や可能性、好奇心を見極めて、やりたい、得意だということをやるしかない」と話し、詰めかけた学生約80人を励ました。本庶氏は長年の研究人生について「ずっと楽

LINEは自社開発の人工知能（AI）技術を外部に有償で開放する。対話アプリやAIスピーカーで培った技術で、文章を理解するなどの活用ができる。AI技術は米グーグルなども外部開放している。LINEは技術を企業や技術者に普及させ、サービスの幅を広げる。AIの利用を増やし、言語理解能力などの性能向上にもつなげる。米IT（情報技術）大手を追う。LINEは19年前半から順次、技術の提供を始める。AIの専門

京都府立大学と奈良県森林技術センター、バルセロナトレード日本事務所（岡山県津山市）は共同で、針葉樹材を高品質木材に改質するケボニー化と呼ぶ処理をスギに適用できる可能性が高いことを確認した。日本で十分に利用されていないスギ材の付加価値を高められれば、林業を活性化し、建築や住宅分野での国産材利用を後押しする可能性が出てくる。自然素材で改質ケボニー化とはカナダのニューブランズウィック大学で開発され

日進月歩のIT（情報技術）業界。その年ごとに、1年を象徴する「バズワード」が登場する。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や「クラウド」などが典型例だ。注目技術やトレンドなど定義は様々だが、一言でその年を表せるという特徴は共通している。今年のバズワードは何か。識者6人に聞いた。校條浩氏「ゼタバイト」2019年はあらゆるサービスがデジタル化され、IT（情報技術）をベースに再構築されていく年

パパと一人息子の「れん君」。ほんとうの親子の物語。 ママの出産の間、普段は仕事で忙しいパパが、ママと息子のために１ヶ月の育休を取り、初めてのふたり暮らしをすることに。 いつもは家事も育児もしているけれど、一人だけの子育てはどうも勝手が違う…。奮闘するパパは、どのように日々成長する息子との絆を深めていったのか？ ▼「【One Month】パパと息子の1ヶ月のふたり暮らし」スペシャルページ →https://www.u-can.co.jp/onemonth/index.html 出演：「れん君」家族 音楽：高木正勝（作曲）・ビューティフルハミングバード 小池光子（作詞・歌） 演出：田中嗣久 「良いテキストは人生を豊かにする」とユーキャンは信じています。 ▼「生涯学習のユーキャン」はこちら →https://www.u-can.co.jp/index.html 関連コンテンツ ▼

特別な才能に着目した新教育システム構築へ 渋谷区と東大先端研、周知イベント開催 特別な才能に着目した新たな教育システムの構築に、東京都渋谷区と東京大学先端科学技術研究センター（東大先端研）が連携して取り組む。両者が9月1日、渋谷区内で記者会見して詳細を明らかにした。日本財団と東大先端研は2014年12月から「異才発掘プロジェクト ROCKET」を展開しており、地方自治体との連携は今回が初めて。会見の後、事業の開始をアピールするイベントが同じ会場で開かれ、約120人が来場した。 イベント全景 渋谷区教育委員会によると、新教育プログラムの対象となるのは①特別支援教室拠点校の巡回指導教員による指導を受ける児童②情緒障害等通級指導学級に在籍する生徒③長期欠席児童・生徒－のいずれかを満たした渋谷区の小学3年から中学3年のうち、本人と保護者が参加を希望し、教育プログラム実施日に保護者などの送迎が可能な

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