「しょぼい喫茶店」をご存じだろうか。ある若者が作った小さなお店である。その立ち上げからの軌跡が書籍化された。それが『しょぼい喫茶店の本』(池田達也/百万年書房)である。 本作には著者が起業を志し、喫茶店を軌道に乗せるまでが書かれている。その口コミをみると「エモい!」「泣ける…!」「行ってみたい」と絶賛されている。ただお店を作っただけで何がどうすごいのか、レビューしていこう。 ■ネットに「やりたい」と書いたらお金が貰えてお店ができた 本書の内容をかいつまんで書くと 「就職できないと悩んで起業しようと思ったら、お金をくれる人が現れて、一緒に働いてくれる女性から連絡が来て、喫茶店ができて、何もかもうまくいった…」 まるでラノベのタイトルのようだが、これが現実なのだからおもしろい。しかも起業を志してからうまくいくまで、1年ほどの出来事なのである。 著者の池田氏は、自分は真面目に働き高いお金を稼ぎた
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