国土交通省中部地方整備局で24日、台風19号の被災地支援に出動していた第1陣の帰還報告会が開かれた。14日から約1週間、東北3県、関東3県に22班計64人が出動し、排水作業などの応急対策や被災状況調査などを行った。 ポンプ車25台、照明車12台、路面清掃車8台を投入した。冠水した川崎市民ミュージアムの排水作業を行った内藤元弥班長(木曽川下流河川事務所保全対策官)は「街中なので排水を流す下水管が細く、ポンプ車の出力の半分しか使えなかった」と振り返った。班はその後、水戸市でも排水作業を行った。
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、中止となっていた企画展「表現の不自由展・その後」について、芸術祭実行委会長の大村秀章・愛知県知事は8日午後から企画展を再開する方針を発表した。津田大介芸術監督の記者会見での主な一問一答は以下の通り。 ――作家全員参加での再開について。 検討委と不自由展実行委が話し合って合意にたどり着いたことを大変喜ばしく感じている。重要なことは、再開と同時に、展示中断や展示の変更をした作家たちが明日から全員戻って来ること。本来の、完全な形で見てもらえる。非常に喜ばしい。 ――津田さんは協議から外れ、客観的に見ていたのでは。合意の決め手は。 一つではない。ゴールはみなさん共有できていたと思う。しかし、暴力的な抗議の形で3日で閉めたからには、二度と失敗は許されない。だからこそ慎重にやろうというところで、ゴールに向かうプロセスで一致できる、できないが
「反移民」などを掲げる政治団体が愛知県の施設「ウィルあいち」(名古屋市東区)で開いた催しに対し、ヘイトスピーチ(差別扇動表現)に反対してきた市民団体などが抗議した問題で、愛知県の大村秀章知事は29日の記者会見で、催しでの展示内容はヘイトスピーチに当たるとして、当日に施設側が催しを中止させなかった対応を「不適切だった」と述べた。 催しは「日本人のための芸術祭 あいちトリカエナハーレ2019『表現の自由展』」として、各地で差別街宣を繰り返してきた「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元会長が「党首」を務める政治団体が27日に開いたもの。 催しを見た人によると、展示作品には「犯罪はいつも朝鮮人」と書かれたカルタの読み札など在日コリアンへの憎悪をあおる内容のものがあり、ウィルあいち側も展示内容を確認した。会見で大村氏は「内容からして明確にヘイトに当たると言わざるを得ない」と指摘した。 ウィルあ
すり鉢の形をした集落「鉢」にある廃校「真田小学校」が、10年前、まるごと空間絵本美術館として生まれ変わりました。絵本作家・田島征三氏の思い描く世界が、校舎の中で流木のオブジェや木の実アート、和紙作品などによって大胆に表現され、『学校はカラッポにならない』というタイトルの一冊の空間絵本に。身近な素材・テーマ・空間だからこそ肩ひじ張らずに“アート”を楽しめる、子どもと一緒なら一層盛り上がれる、そんな美術館です。今年の開館は11月24日までなのでご注意を。 鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館 ■所在地 新潟県十日町市真田甲2310-1 ■アクセス 【電車】JR飯山線「十日町」駅より車にて約20分 【車】関越自動車道「塩沢石打IC」より約50分 ■天候など諸事情によって営業時間・定休日・イベント内容等の諸条件が変わることがありますので、詳しくは鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館オフィシャルサイトを
「ヘイト表現が罷り通った愛知の企画展が終わった」[ロンドン発]国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」について産経新聞は18日付主張で「愛知の企画展閉幕 朝日はヘイトを許すのか」と指摘しました。まず内容を見ておきましょう。 〈ヘイト(憎悪)表現が罷(まか)り通った愛知の企画展が終わった。(略)昭和天皇の写真を何度も燃やし、最後にその灰を土足で踏みにじる動画がそうである。(略)韓国が日本非難に用いる、『慰安婦像』として知られる少女像も並んだ〉 〈朝日新聞は16日付社説で「『日本へのヘイト』との批判」を「あきれる話だ」と難じた。ヘイト行為に目をつむる朝日の主張には心底あきれる。社説は「規制すべきヘイト行為(略)に当たらない作品をヘイトと指弾する」のは「暴論でしかない」とした〉 「政治を変えたいのなら、まず文化を変える必要がある」と唱えて米国で「カルチャー(文
「表現の不自由展」から見えてきた日本の課題 9月28日から劇場公開が始まった文化記録映画「春画と日本人」は、私が予想もしなかった形で注目されることになった。8月1日から始まったあいちトリエンナーレ2019の展示「表現の不自由展・その後」が開幕3日で中止になる問題がおきたからだ。 監督である私の立場からすると「直接的な関係は無い」というのがストレートな回答になるのだが、では全く関係がないのかといえば、それは違うと思う。私の映画で描かれているテーマの1つ「見えないものに怯えている日本社会」とあいちトリエンナーレでの一連の出来事の底流には、日本社会における表現の自由のあり方、という重い課題が横たわっていると感じるからだ。 日本初の本格的春画展をスクリーンへ届ける 本作の内容について簡単に述べる。2015年秋、東京都文京区にある小さな私立博物館で開催された「永青文庫春画展」は、国内外から優れた版画
14年ぶりに再会した作家12人 来月24日まで梨泰院の文化スペースに 風変わりなコンテンツ、連帯意識を披露 日本側の後援者に圧力かけられた会田誠 展示失敗の経緯を説明する場持つ 少女像の展示禁止で得たインスピレーション 「平和を伝えるべき芸術家の使命に目覚める」 日本の現代美術家、会田誠氏が25日夕方、講義パフォーマンスを行っている。彼は当初計画していた旭日旗のパフォーマンスが取りやめになった経緯とパフォーマンスの構想の背景などを説明した後、ビリー ・ジョエルの歌『オネスティー』を歌って講義を終えた//ハンギョレ新聞社 彼が日本から飛んで来て、ソウルで繰り広げようとしたパフォーマンスのタイトルは「平和のおじさん」だった。 真っ赤な太陽の周囲に日差しが広がる様子を描いた日本帝国主義の象徴「旭日旗」。この旗を展示場の壁に貼り付け、韓国の観客が青いマジックで旭日旗から連想した単語やメッセージをハ
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」を巡り、脅迫めいた文書をファクスで送って業務を妨害したとして威力業務妨害の罪に問われた愛知県稲沢市の無職堀田修司被告(59)の初公判が29日、名古屋地裁(板津正道裁判長)であった。堀田被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6カ月を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。 起訴状などによると、堀田被告は8月2日、表現の不自由展で慰安婦を表現した少女像が展示されていることについて、「大至急撤去しろや」「さもなくばガソリン携行缶持って館へおじゃますんで」などと書いた文書を会場に送り、職員らの業務を妨害したとされる。 検察側は、被告が不自由展の作品の展示を中止させようと文書を送って不安をあおり、職員に対応を余儀なくさせたと批判。弁護側は、被告が「多くの人に迷惑をかけたことを痛感し、猛省している」。被告人質問
75日間開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は、企画展「表現の不自由展・その後」の中止と再開を通して様々な課題を浮き彫りにした。一連の動きに関心を持ち、期間中には関連イベントにも参加するなどした憲法学者の木村草太・首都大学東京教授に振り返ってもらった。 ◇ ――「表現の自由」に焦点が当たった今回の芸術祭をどう見ていますか トリエンナーレの表現自体は愛知県の検証委員会でもまったく問題になっていません。今回はイベントが脅迫で潰されそうになり、それへの対策ができたので再開したというもの。だから「表現の自由」に注目するのではなく、「脅迫されない権利」に注目して見ていくべき案件であったと思います。 ――脅迫による展示中止から再開まで約1カ月ありました 会期が2カ月超あったので「再開」の選択肢が選べましたが、最初の脅迫ファクスの送信元特定まで5日間あり、五輪の大事な試合や万博の重要なイベ
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