滋賀県湖南市の2022年度当初予算案で、公式Vチューバー(仮想のユーチューバー)の美少女キャラクター「Minami(ミナミ)」の経費がゼロになった。市が中学生以下の医療費無料化などに取り組む中、予算が打ち切られた形だが、市は「機材はあるので動画は作成可能。予算がなくてもしっかり市のPRのために働いてもらう」としている。 ■外国語の情報発信 挑戦したい ミナミは若者が市政に関心を持つきっかけにしようと2019年3月に全国の自治体で3番目に導入した。市がPRにネコを活用することにちなみ、ネコ耳を付けた美少女キャラとなった。 現在まで市公式ユーチューブに30秒~2分間の動画25本を出したほか、ミナミの公式ツイッターも設けた。市秘書広報課は「ホームページや広報誌を見ない若者への情報提供ツールとして有効」として発信を続けてきた。 一方、ミナミ関連の予算は谷畑英吾前市長時代の20年度当初で81万円が付